国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は3日、西アフリカのナイジェリア政府軍が実施している、イスラム過激派「ボコ・ハラム」への制圧作戦のなかで、8千人以上の市民らが政府軍の拷問などの虐待によって死亡した、とする報告書を発表した。AP通信などが伝えた。 ボコ・ハラムはこれまでに、テロで約1万3千人の市民を殺害したとされるが、アムネスティは「政府軍も残虐行為に関わっている」と指摘した。ナイジェリア国防省は「偏見だ」と反発している。 アムネスティは数年にわたり、軍関係者や目撃者など400人以上にインタビューを実施。政府軍が少年を含む2万人以上を非人道的な環境下で拘束しており、「火の上で棒につるしたり、深い穴に放り込んだりするなど、過去に拘束された人や軍高官は、拷問がいかに日常的に実施され、死に至らしめていたかを説明している」と主張している。 対ボコ・ハラム作戦における、政府軍の蛮行は国
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