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ブックマーク / hatanaka.txt-nifty.com (3)

  • 週刊朝日の「編集権」 - 論駄な日々

    橋下徹大阪市長の2012年10月18日の記者会見を見ての感想を述べておきたい。私が気にかかったのは、会見の場でも幾度か飛び出した「編集権」である。橋下市長が朝日新聞社の取材を拒否する根拠は、朝日新聞社が朝日新聞出版を所有しているという所有権に基づく。会見に参加していた記者のなかには、橋下市長が抗議する対象は「一義的には週刊朝日で、編集権は別」というような意見もあったが、日新聞協会は「編集権」が所有者に帰属することを1948年の「声明」で明言している。このため橋下市長に対し、有効な反論ができなかったのではないか。 日新聞協会が公表する「編集権」の概念は、CIEから「再教育」を受けていた新聞経営者たちが、読売争議に象徴される労働運動を抑えることを目的に急ごしらえした文言とされ、その政治性は一部の研究者から批判されつづけてきた。問題点をかみ砕いていえば、「編集権」は「経営管理者およびその委託

    週刊朝日の「編集権」 - 論駄な日々
    unyounyo
    unyounyo 2012/10/19
    知恵蔵(浜田純一)で見るかぎり所有者でなく経営者で微妙に違う。問題があることに変わりないが。
  • 部落問題とサバルタン - 論駄な日々

    部落問題を語ろうとするとき、わたしにはいくつかの障壁がある。端的にいえば“立ち位置”の問題である。政治性あるいは党派性といってもよい。解放運動は、全国水平社を源流とする複数の運動団体によって牽引されてきた。それぞれ異なったイデオロギーを掲げ、激しい論争が繰り広げられてきた。興味位で論争の“行司役”になることはできない。しかし「部落問題」を避けるという行為それ自体、差別をめぐる状況の一部を構成してしまう。部落問題にとどまらず差別の問題にコミットすることは、考えれば考えるほどむつかしい。 Spivak, Gayatri C. (1988=2008) Can the Subaltern Speak?, In Marxism and the Interpretation of Culture., Eds. Nelson C. and Grossberg L., University of Ill

    部落問題とサバルタン - 論駄な日々
    unyounyo
    unyounyo 2012/06/17
    マイノリティーはサバルタンでなければならない筈はないよな。なんでスピヴァクが優位なんだろうな。「メンチュはラディーノだ」論争を思いだした。
  • ジャーナリストの道徳的ジレンマ(2)(備忘録) - 論駄な日々

    前回のバスジャック事件の備忘録に続いて、もうひとつ、沖縄防衛局長のオフレコ失言について考えてみたい。この問題も、個別具体的な固有名詞を出さず、むしろ考え方をすっきりさせるために、話をやや抽象化して考えたい。具体的な話にすると、詳しい背景事情を知る者だけの内向きな話になりがちなのので、読者を含めた市民社会の中で議論をしたいと思う。 「オフレコ問題に関する日新聞協会編集委員会の見解」日新聞協会 http://www.pressnet.or.jp/statement/report/960214_109.html 事例2)ある日ある時ある町の居酒屋で、記者と政府高官が懇談していた。この懇談にはある因襲があった。高官は公式発表ではわからない裏側や音について腹蔵なく話すが、それをニュースとして報道することはまかりならぬというものである。ジャーナリストには「音」「真実」に迫れるメリットがあり、高

    ジャーナリストの道徳的ジレンマ(2)(備忘録) - 論駄な日々
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