アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による首脳会談がアメリカ・アラスカ州で行われました。両首脳は、記者会見で会談を前向きに評価しましたが、停戦に向けた進展について、具体的な言及はありませんでした。 今後のウクライナ情勢はどうなるのか、国際部 渡辺公介デスクの解説です。 Q. ウクライナの停戦に向けて前進できるかが焦点でしたが、改めてどう見ているか。 A. 残念ながら、具体的な進展は、ほとんどなかったと言わざるを得ません。共同会見では、トランプ大統領もプーチン大統領も停戦について言及はありませんでした。さらに、トランプ大統領とプーチン大統領、ゼレンスキー大統領の3者会談の開催についても具体的な発表はありませんでした。 一方で、プーチン大統領にとっては、大きな得点になったように思います。プーチン大統領は、軍事侵攻後、西側諸国の制裁によって国際社会から孤立してきました。ところが、世界