こうのとりのゆりかごと内密出産を運用する慈恵病院=熊本市西区で2025年3月17日午前10時57分、中村敦茂撮影 医療機関のみに母親が身元を明かす「内密出産」を巡り、自民党のプロジェクトチーム(PT)が支援に向けた検討を進めている。政府予算の大枠を示す「骨太の方針」に相談窓口などへの財政支援を盛り込むことを目指し、5月中に報告書をまとめる予定だ。 内密出産は2019年、望まない妊娠によって孤立状態で出産し、母親や赤ちゃんが危険にさらされる事態を避けるため、熊本市の慈恵病院が全国で初めて運用を開始し、これまで約70人が生まれている。現場から法整備を求める声が上がる一方、「育児放棄につながる」などの懸念もあり、政府対応は現状の追認にとどまる。「現場任せ」の状況が改善されるかが焦点となる。