昔のパソコンはNECばかりだった NECが住友グループの中心企業だと理解している方は、現代ではそう多くないかもしれません。公式な社名である「日本電気」にも住友の文字はありません。NECは1899年に米ウェスタン・エレクトリック社などの共同出資で設立された、日本初の外資合弁企業(複数の会社の出資で運営される企業)です。 始まりは通信機器メーカーで、一貫して日本のハイテク産業をリードしてきました。1977年には、当時の小林宏治会長が「コンピュータ&コミュニケーション(C&C)」戦略を提唱し、「第二の創業」と位置づけました。 これは、コンピュータ技術と通信技術の融合が社会を変えるという先見の明を示すものであり、NECはこれを軸に、コンピュータ、通信機器、電子デバイス(半導体)の三部門をバランスよく成長させ、一時は「世界のNEC」と呼ばれるまでになります。 しかし、この「C&C」の成功体験が、後の