駅の改札がどんどん進化している。JR西日本は大阪で、タッチがいらない顔認証改札機の実証実験を始めた。実際に体験した鉄道ジャーナリストの東香名子さんは「設置されたカメラに目線を合わせるだけで改札を通過できる。クレカタッチも広がりつつあり、交通系ICカードは生き残り策を見つけることが急務となる」という――。 「交通系ICカード」は時代遅れのガラパゴスか 2001年にSuicaが登場して以来、駅の風景は劇的に変わった。切符を買うために券売機に並ぶ必要はなくなり、ピッとタッチするだけ。自由に移動できる魔法のカードは、瞬く間に社会に普及した。しかし今、その絶対的な王座が揺らいでいる。 かつて「0.2秒」という驚異的な決済スピードは、世界一の混雑を誇る日本の鉄道インフラの誇りであった。だが現在、もはや「専用の交通系カード」自体が時代遅れのものになりつつある。 日本で主流の交通系ICカードは、特定のネッ