5月20日、北京で開かれた中ロ首脳会談。プーチン大統領は副首相5人と閣僚8人を引き連れる破格の布陣で臨んだ。だが念願のガスパイプライン「シベリアの力2」の承認は得られず、署名された40文書に石油・ガス関連は1件も含まれなかった。海外メディアは、ロシアの足元を見透かした習近平の冷徹な交渉ぶりを伝えている――。 何も得られなかったプーチン 北京・人民大会堂のレッドカーペットに、軍楽隊が中国とロシアの国歌を響かせる。華やかな式典のさなか、中国の習近平国家主席と訪中したロシアのウラジーミル・プーチン大統領が姿を現した。 5月20日水曜日の首脳会談で、ロシアと中国の両首脳は、互いの結束ぶりを前面に押し出した。だが、プーチン氏が実利的成果を得るには至らなかったようだ。米ワシントン・ポスト紙は、「プーチン氏と習近平氏は結束を示したが、ロシアが求めていたパイプラインに関する合意には至らなかった」と報じる。