韓国・ソウルでは反中デモが急増し、2025年は前年の5倍となる65件に達した。中国人と間違われた台湾人が焼酎瓶で殴られる事件も起きており、現地ガイドは海外メディアの取材に、台湾人観光客のおよそ20人に1人が“自衛アイテム”を持参していると語っている。一方、日本では一部の中国人旅行者が台湾人を装っているという。観光客が国籍を強調したり隠したりして身を守る異様な状況に、海外メディアが注目している――。 台湾人観光客の胸元に光るアイテム 韓国・ソウル随一の繁華街、明洞(ミョンドン)。観光客でにぎわう通りを歩く台湾人の胸元に、小さなバッジがひとつ光っている。台湾の国旗を持ったキャラクターの絵柄に、韓国語と英語で「台湾出身です(I'm from Taiwan)」の文字。中国人と間違われて嫌がらせの標的にならないための、自衛グッズだ。 きっかけは、中国人団体観光客へのビザ免除措置だった。これに猛反発し