世界が認めたホンダジェットの斬新な設計 全米工学アカデミー(NAE)は2026年9月8日、ホンダジェットの生みの親である藤野道格氏を、J・C・ハンサカー航空工学賞の受賞者に選んだと発表した。航空工学の分野で優れた業績を上げた人に贈られる賞で、授賞式は10月4日、ワシントンで開かれた。 同アカデミーは、藤野氏の功績として、エンジンを主翼の上に載せる配置において最適な位置を見つけ出し、実証したことを挙げている。空気抵抗を減らし、燃費を高め、客室の騒音を抑え、室内を広げる航空技術の革新だと称える。 2024年には、ライト兄弟のオーヴィル・ライトが最初の受賞者となった賞、ダニエル・グッゲンハイム・メダルも授与された。ホンダによると、日本人の受賞は藤野氏が初めてだったという。 だが、世界に認められたその設計は、かつて社内で酷評された。航空機の研究計画は一度打ち切られ、機体が世に出るまでには約30年を