日本には、知られざる大ヒット商品がたくさんある。その代表格が、国内シェア9割を誇る「包あん機」だ。もともとは和菓子を作るための機械だったが、いまや世界130の国と地域で使われ、豆大福や中華まん、コロッケなど幅広い食品を支えている。なぜ、この国産機械は世界中で選ばれ続けているのか。ライターの佐藤隼秀さんが、製造元のレオン自動機・小林幹央社長に聞いた――。 食品の現場を支える「包あん機」 豆大福や中華まん、チーズ入りハンバーグ、コロッケ。 日々、何気なく口にする市販の加工食品を傍目に、「どうやって機械で作っているのか」とふと疑問に思うことがある。 もちろん手作りであれば分かるが、市販で大量に製造されている場合であれば話は別だ。粘性のある生地に、ゴロゴロと具材が入ったあんを、どう均等なサイズに成形しているのか。絶妙な力加減やノウハウがなければ製品を形作れないはずだ。 些細な疑問からリサーチをかけ