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SNSを見ていたら、写真加工に関するおもしろい投稿を見つけた。長い投稿だったのでかいつまんで言うと、「なぜ人は写真加工の有無について自己申告するのか?」というものだ。「少しトリミングしています」「軽く補正しました」「HDRで処理しています」などなど、写真公開とともに言葉を添える人は少なくない。また、公開された写真に対し、「これはJPEG撮って出しですか」と暗に制作工程を問う書き込みもよく見かける。これらの問題は、突き詰めるとシンプルなところに行き着く。写真加工の善悪。そう、写真加工は良いことなのか、それとも悪いことなのか、という問題だ。 誤解を恐れずにあえて書こう。人は誰もが「写真は無加工であるべきだ」と思っている。撮ってそのままの写真こそがもっともすばらしいと、多くの人は信じて止まない。ぼくらを取り巻くありとあらゆる写真が、すべて加工済みであるにも関わらずだ。 そう、フィルム時代もデジタ
2017年一発目のデジカメドレスアップ主義です。年明け早々ということで、アルティザン&アーティストでカッチリした雰囲気にライカMをドレスアップしました。こういう大人っぽいスタイルはアルティザン&アーティストが得意とするところですね。 ●デジカメWatch デジカメドレスアップ主義 第174回 カメラを正装して街に出よう さて、めざとい人は気付いていると思いますが、レンズがアレですね(笑)。去年、オールドレンズ・ライフ Vol.5ではじめて紹介したSwallow 35mm F2がいよいよ発売間近になりました。総代理店のデジタルホビーによると、2月中旬には発売できるそうです。プレオーダーも受けるそうなので、気になる方はオフィシャルサイトからコンタクトを取ってみてください。 Swallow 35mm F2は去年の夏からずっと使っていて、11月の香港ワークショップではライカMにこのレンズを付けっぱ
やらかしました。某オークションサイトで落札したレンズ、届いて早速開封すると、何のことはない、ただのジャンクレンズでした。こんなレンズに1万円以上も出したのかと思うと、ホント、ムカムカします。悪徳業者はバルサム切れの呪いで肺にカビを生やして死んでしまえ! 本気でそう思いますね(笑)。 落札したレンズは、Nikkor-H・C 5cmF2です。一万円半ばで買える典型的なお手頃標準レンズですね。ぼくはどちらかというと実用レンズ主義で、レンズコンディションについてはかなりおおらかです。ただ、今回入手したレンズは、そのおおらかなぼくでさえむかっ腹が立つほどのダメっぷりで、何がどうダメなのか、オールドレンズのチェックポイントを踏まえながら見ていきましょう。 前から見るとキレイだったレンズ、後ろから見ればこの通りです。汚れというかコーティングの剥がれというか、ここまでひどいとメンテは無理ですね。レンズ面を
みなさん、マウントアダプターってどこで買ってますか? 最近はやはりネット通販という方が多いでしょうか。ただ、マウントアダプターはオールドレンズとの相性があるので、できれば手持ちのレンズを試してから買いたいものです。東京の東側に住んでいる、もしくはそのあたりが通勤圏という方なら、上野の新東京物産がオススメですよ。 新東京物産は今年の3月にオープンした新しいマウントアダプターショップです。KIPONの正規代理店で、定番どころのマウントアダプター、フォーカルレデューサーのBaveyes、ミラーレス用レンズのHandeVisionなど、KIPON製品の大半を取り扱っています。 KIPONのマウントアダプターは現在400種類ほどあるそうですが、そのほとんどがショーケースに並んでおり、実際に試すことができます。もちろんその場で購入もOK。これだけたくさんのKIPON製品がそろっているショップはそうそう
GR DIGITALの純正外付けファインダーは、28mmと21mmをまかなう便利なアイテムだ。が、しかし、デジタルカメラに外付けファインダーは本当に必要なんだろうか、という疑問は尽きない。見た目はファインダーをつけた方が圧倒的にかっこいい。ただ、実用という点ではさほど必要性を感じない。実際、外付けファインダーを買ってはみたものの、あまりのぞく機会がない。なにしろすぐ下の液晶に視野率100パーセントで構図が表示されているのだ。パララックスの生じるファインダーをどうしてわざわざのぞく必要があるのか。そんな気分になってしまう。飾り、見栄、懐古主義……。そんな言葉が脳裏をよぎる。いまさら要・不要論をぶちまけるつもりはないが、賛成派と反対派の言い分をまとめると以下のようになるだろう。 ●反対派 視野率100パーセントの液晶があるじゃない。 ファインダーをつけた状態だとケースに仕舞えない。 F値やシャ
いよいよソニーα7/7Rが発売になり、オールドレンズファンはそわそわしていることかと。なにしろ「ナンでも付くフルサイズ機」ですから、最強のオールドレンズ向けベースボディです。ぼくもご多分にもれずあんなレンズやこんなレンズを取っ替え引っ替えしているわけですが、初日にメインイベントはこいつです。 そう、コンタックスGマウントのHologon T* 16mmF8です。無改造だとレンズガードが内部干渉し、APS-Cミラーレス機ですら使えなかったオールドレンズの鬼門です。α7/7Rはフルサイズイメージセンサー搭載ですから、センサー外周のフレームが従来よりも外側に広がりました。要は内部スペースがいくぶん広くなったわけです。「もしかしたらα7でGホロゴン、いけるんじゃねえの!?」と期待が高まります。しかし、鬼門は鬼門、様々なハードルが待ち構えていました。 今回、Kipon製のコンタックスGマウントアダプ
まだ小さかった頃、おそらく小学校三年生か四年生くらいだったと思う。うちに大きなカメラがあった。長いレンズをつけてファインダーをのぞくと、遠くのものがバッと迫ってくる。シャッターはおりないが、望遠鏡代わりのいいオモチャだった。あれはたしかアサヒペンタックス。かすかにそんな記憶があった。 「むかしウチに一眼レフあったよね」 「いまもある。捨ててない」 そういって父親は整理棚の奥やクローゼットを探し出す。ただ、あのカメラが残っているとは思えなかった。転勤族だった父親は、引っ越しのたびに大量の荷物を捨ててきた。父親だけじゃない。こどもであるぼくらも思い出一掃を余儀なくされた。小さい頃の思い出の品といえば、通知票と卒業アルバムぐらい。そんなもの思い出とはいえない。ミクロマンと超合金のコレクション、あれは残しておきたかった。 「かあさん、あのカメラどこにしまった」 「どのカメラ?」 「結婚記念の」 「
先日、Kindleで写真集「BLACK MORNING」を自主出版してみた。Kindleダイレクトパブリッシングは、今後フリーランサーやアマチュアにとって強力なツールになる。そうはいっても、デジタルスキルがないとかなり歯ごたえのある世界で、かくいうぼくも相当苦労して出版にこぎつけた。そこで自分のための覚え書きもかねて、制作の流れをまとめておきたい。 ●BLACK MORNING Digital Infrared Photography まず、制作の大まかな流れを列挙しておこう。 (1)KDP(Kindleダイレクトパブリッシング)にアカウントを登録 (2)EPUB形式およびMOBI形式の書籍データを作成 (3)KDPに書籍データをアップロード (4)KDPサイドでレビューが完了すると出版される 要は自前で書籍データを作り、KDPにアップロードすればよい。出版社を経由せず、完全自力で本を出版
マイクロフォーサーズは2倍だからねえ……と二の足を踏んでいる人もいるにちがいない。G1にかぎらず一連のフォーサーズシリーズは、画角がレンズの焦点距離2倍相当になってしまう。広角レンズが標準レンズ、標準レンズは中望遠。たしかにこれはツライ。レンズのイメージサークルと撮像素子の大きさ、この点が気になっているなら、シネレンズという選択肢がある。いま流行りのCマウントレンズを、LUMIX DMC-G1で試してみた。 【大口径が安い……はすでに過去の話】 まず、シネレンズのお勉強からはじめましょうか。なにぶんムービーは付け焼き刃なんで、まちがいを見つけたらすみやかに届け出てくださいね(汗)。シネレンズとは、フィルムムービーカメラ用のレンズを指す。今回俎上にあげるのは、16mmシネカメラ用のレンズだ。スイスのBolex、アメリカのBell and Howellといった16mmシネカメラは、レンズ装着に
相も変わらずコツコツと、Leica M8で赤外線写真を撮ってます。巷でも、DP1やGR DIGITALといったコンパクト機、ケンコー製赤外線フィルターを付けたデジイチで撮る人が増えている様子。撮影画像をモノクロ化すると、葉っぱは白く、空は黒く、たしかに往年の赤外線写真らしい写真になる。でも単なるモノクロ化だと、試して終わり……という人も案外多いのでは!? デジタル赤外線写真の醍醐味は、やはりFalse colorに尽きます。 False colorというのは、直訳すると偽色。撮影画像本来の色ではなく、偽の色を割り当てるというレタッチ技法だ。昨今のデジタル赤外線写真は、おおむねFalse color的な処理が施してある。上の写真もそのFalse colorの作例だ。葉っぱはベージュがかった白、空は青。まるで樹氷の写真みたいに見える。モノクロ赤外も雰囲気満点だけど、せっかくデジタルで撮ってるな
metalmickey's cameraを更新しました。今回は、ライブラリモジュールと現像モジュールの表示色の話。モジュール間で表示色が異なるというレアケースに遭遇したものでまとめてみました。バラ撮影で役立つ情報かもしれません。え。バラ? なにそれ!? という方は本編をどうぞ。 ●metalmickey's camera Adobe Lightroom Classic ライブラリと現像で表示色がちがう!? Nik Collection 3がバージョンし、Lightroomから再編集が可能になりました。前々から再編集できないことに不満をおぼえていたので早速バージョンアップ。その操作について、metalmickey's cameraにてレポートしました。 ●metalmickey's camera DxO Nik Collection 3 | Lightroomから再編集が可能に Nik Co
最近、E-P1にプラナーを付けっぱなしだ。プラナーといってもヤシコンではなく、コンタックスGのPlanar T* 45mmF2。そう、最近話題のコンタックスG-M4/3 マウントアダプターを手に入れた。これまでコンタックスGレンズは、Lマウント改造ぐらいしか再利用の道がなかった。ところがマイクロフォーサーズのおかげで無改造でデジタル撮影可能に。まさに死蔵レンズ復活の日、である。ただしこのアダプター、なかなかどうして骨の折れるアイテムなのだ。 まずアダプターの入手先だが、国内では現在、muk select とカメラの極楽堂で購入できる。ぼくが購入したのはmuk selectで、マイクロフォーサーズ用アダプターではおなじみのRJ Cameraのロゴが入っていた。どうやら香港製のようだ。対応レンズは35mm、45mm、90mmの3本。広角レンズは原則未対応だ。「原則」と記したのは、レンズガードを
最近、RAW現像時にコクと粘りが気になって仕方ない。デジタル画像の階調の弱さはいまさら喧伝するまでもないが、その一方で逆光補正、ダイナミックレンジなど、様々な名称でHDR的な手法を取り入れたデジタルカメラが増えている。ハイライトからシャドウまでまんべんなく見える写真。これは一見したとき見栄えがよく、今後のデフォルトになりつつある。でも果たして、写真表現としてそれは美しいのだろうか。ぼくらが求めている写真はそういう方向性なのだろうか。 年明け以降、個人的に粘りのある表現が気に入っている。全体にアンダーなのに、ハイライトだけキリッと際立つような写真。Lightroomの部分補正を駆使してそういう画を作っていたが、ナンのことはない、SILKYPIX Developer Studioで簡単にできることがわかった。「調子」のなかにあるガンマという機能だ。 ガンマとはなんぞや、という話をしだすとドツボ
E-P1をカスタマイズするとき、避けて通れない壁がある。それはマウントアダプター。言わずもがな、レンズの自由を手に入れる片道切符(おそらく地獄行き)であり、マウント形状とフランジバック差を吸収する中間リングだ。E-P1カスタマイズではこのマウントアダプターが大活躍してくれるわけだが、どうもデザインが……。そんななか、すばらしいアウトフィットをまとったマウントアダプターがあらわれた。三晃精機のライカMアダプターである。 EOS DIGITALでオールドレンズ遊びをしていると、マウントアダプターのデザインはあまり気にならない。なにしろ大半のマウントは薄いドーナッツ板。デザイン以前に付いていることすら意識しないで済む。厚みのあるライカRや中判マウントとて、レンズ自体が目立ってアダプターは黙殺状態。しかし、E-P1の場合は事情が異なる。マイクロフォーサーズのフランジバックは約20mm。レンジファイ
DMC-GH1が出て、オリンパスのマイクロフォーサーズ機の足音が聞こえ、いろいろと気もそぞろな今日この頃、以前から気になっていたシネレンズを手に入れた。ケルン社のSwitar 25mm F1.4。16mmフィルムムービーカメラBOLEXの標準レンズだ。スウィターといえば、ALPA用のMacro Switar 50mm F1.9が有名。ただ、元を正せばシネレンズが元祖で、それを35mmフィルムカメラ向けにリファインしたとか。さてこのレンズ、どんな描写を見せてくれるだろう。 【こんなに小さくても憧れスウィター】 Switar 25mm F1.4はeBayで200ドル程度。シネレンズが全般に高騰気味とはいえ、手頃な価格で遊べるレンズだ。BOLEXの標準レンズだったため玉数が多く、事実、BOLEXボディにこのレンズが付いて300~400ドル前後で買える。コストパフォーマンスを考えると、ボディごと買
最近、ロシアレンズが流行っているらしい。正確にいうと、M42マウントアダプタを介して、ロシアや東独製のレンズをデジタル一眼レフにつけるのが流行っているそうだ。ぶっちゃけカールツァイスのコピーレンズを安価に楽しめる。ただし、これらのレンズはみなMF(マニュアルフォーカス)なので、AF(オートフォーカス)しか知らない世代には敷居が高い。「M42マウント」「ロシアレンズ」で検索すればいろいろと情報が得られるのだが、そもそもが玄人向けのネタだけに初心者向けの超基本情報がすっぽり抜けている。もちろんロシアレンズの描写力は気になるけど、それ以前にMFレンズってどうやって使うの? ピント合うのかな、絞りとかシャッタースピードとかどうしたらいいんだろう……、と疑問噴出なのだ。 そんなわけで、初心者の初心者による初心者のためのM42マウントレンズ講座です。古くからのカメラユーザーにはどうってことない話ばかり
「ジョン・レノンって、Exaktaにアンジェニューつけて撮ってたんだって」そんな話を聞いた。ぼくのギターの腕前は、かろうじてFが押さえられる程度。それでも「Imagine」だけは弾ける。ジョン・レノンはかなり好きだ。ならば買うしかないだろ、アンジェニュー! そんなわけで、P. Angenieux Paris 35mm/f2.5を手に入れた。 Angenieuxは映画用カメラに端を発するフランス製レンズだ。ぼくが手に入れたAngenieux 35mm/f2.5はR1と呼ばれるタイプで、1950年代に作られたらしい。詳細はここを参照するといいだろう。物欲をほどよく刺激してくれます(笑)。レンズの口径は51.5mmとイレギュラーなサイズ。ムリだろうと思いながらためしに52mm径のフィルターを付けてみたら、なぜか付く。でも途中で止まって動かなくなった……。どうやら前のオーナーは無理矢理52mm径フ
赤外線フィルターといえばケンコー、ではなくて、HOYA R72が鉄板だ。日本国内では販売されていないが、カメラファンなら名称くらいは聞いたことがあるだろう。海外ではド定番の赤外線フィルターである。しかし、B+W 092という赤外線フィルターも負けず劣らず鉄板だ。Flickrの掲示板を見ていると、「HOYA R72とB+W 092、いったいどっちがいいの!?」なんて議論が交わされている。そんなわけで、HOYA R72とB+W 092、どっちがいいのか考えてみよう! ってそのまんまだな(汗)。 【透過帯域が異なる定番赤外フィルター】 フィルター対決の前に、サクッと赤外線についておさらいしておこう。一般に、760nm以上の光線を赤外線と呼んでいる。可視光線と電波の中間にある、電磁波全般を指しているそうだ。詳しいことは、理系のお友達に聞いてみてください。ここではとりあえず、760nm以上が赤外線と
以前から気になるレタッチテクニックがあった。それはカラー画像とモノクロ画像の合成。いわばモノクロトーンマッピングだ。Lightroom2.0はPhotoshop CS3との連携を強化し、データの行き来がずいぶんとラクになった。そんなわけで、CS3連携機能を使ってモノクロトーンマッピングを試してみたい。 【一度も現像せずにCS3でレイヤー合成】 モノクロトーンマッピングはぼくが勝手にそう命名しただけで、具体的にはカラー画像とモノクロ画像のレイヤー合成を指している。利点はいくつかあるが、まずはモノクロ画像を重ねることでグレーイッシュな仕上がりになる。モノクロ画像上の微妙なコントラスト付けもアドバンテージといえるだろう。従来はLightroomで1枚の画像からカラーとモノクロを別々に現像し、Photoshop CS3に読み込んで合成していた。ちと面倒なのでつい敬遠していたが、Lightroom2
ライカジャパンがウェブ上で公開しているデータによると、Leica M8の赤外線カットフィルターは極薄だという。これは高画質化に貢献する一方、長波長赤外線に敏感に反応してしまうんだそうな。そう、例のマゼンタかぶりである。これは見方を変えると、CCDにたっぷりと赤外線が届いているということ。つまり、赤外線写真が撮れるのではないか!? というわけで、赤外線フィルターを買ってみた。 【デジカメと赤外線写真の関係】 現在市販されているデジタルカメラは、その多くが赤外線カットフィルターを搭載している。赤外線が画質低下をまねくという理由から赤外線カットフィルターを搭載しているのだが、ぶっちゃけ盗撮防止という側面も無視できない。結論からいうと、現在のデジタルカメラでは、赤外線フィルターを付けても赤外線写真は撮れない。なぜなら、内蔵する赤外線カットフィルターが肝心カナメの赤外線を遮断してしまうからだ。 とい
中国製レンズ本の決定版、ついに発売です。中国、台湾、香港の個性派レンズ71本を収録しました。周ノクチやThypochも載ってます。 アジアンMFレンズ・ベストセレクション[玄光社][Amazon] 出版社:玄光社 発売日:2024年2月26日発売 ノクティルックスやアポズミクロンと同じスペックで価格は1/10以下。アジアンMFレンズはそんなレンズがたくさんあります。その一方で、超広角のシフトレンズ、水中撮影可能なマクロプローブレンズなど、尖った高機能レンズも続々と登場。いまカメラ業界でもっともアグレッシブなジャンルのひとつです。 本書はアジアンMFレンズの熱い製品を厳選し、13レンズブランド71本を収録しました。 TTArtisan 七工匠 中一光学 LAOWA KamLan KIPON LIGHT LENS LAB AstrHori Thypoch Mr.Ding Polar Brigh
日本カメラ「GRIII WORLD」にて、ドレスアップ記事を担当しました。ドレスアップネタのお座敷がかかったのは久々です。ミラーレスが軒並みペンタ&大型グリップになってしまって、最近はドレスアップしたくなるカメラが少なくなりました。 ●日本カメラ「リコー GRIII WORLD」[日本カメラ社][Amazon] 澤村 徹のGR III DRESS UP そうした中、GRIIIはホント変わりませんね。手慣れた手法であれやこれやとドレスアップが楽しめます。ただ、サイズ感の若干の変更、最近の流行りなどを考慮し、今っぽいドレスアップにしてあります。ぜひ誌面にてお楽しみください。
Apertureがバージョンアップして覆い焼き/焼き込みができると知り、「いいなあ、マック買おうかなあ」なんて思っていたら、Lightroom 2.0 betaがリリースされた。バージョン1.4の公開中止騒ぎがあったばかりだが(ええ、インストールしちゃいました。で、速攻1.3に戻しましたとも!)、性懲りもなくメインマシンにぶちこんで遊んでみた。だってLightroom 2.0 betaも覆い焼き/焼き込みができるというじゃない!? こりゃ試さずにいられんですよ。 【全面補正から部分補正へ】 なにゆえ覆い焼き/焼き込みに興奮しているのかというと、RAW現像ソフトが新たなフェーズに突入する兆しだからだ。覆い焼き/焼き込みは、画像の一部だけを明るくしたり暗くする機能。日頃からPhotoshopを使っている人にはどうということのない機能だ。しかし、RAW現像ソフトにとっては画期的な一歩といえる。前
一線を越えることにした。これまでhueyを使ったナンチャッテカラーマッチングでごまかしてきたけど、もうムリ! 1枚の色見本を出力するのに十数枚もプリントして、挙げ句の果てには何が正しい色なのかわからなくなり、こりゃもうカオス以外のナニモノでもない。そんなわけで、カラーキャリブレーションセンサーの国内業界標準、i1 Display 2を導入することにした。 【カラマネスペシャリストがやってきた!】 そうはいっても、ぼくはカラーマッチングの専門知識がない。それどころか過去の記事を見てもわかるとおり、相性のあまりよくないジャンル。困っていると、知り合いの写真家さんがカラーマッチングのスペシャリストを紹介してくれた。アドバイスをもらえるだけでもありがたいのに、自宅まで足を運んでセッティングしてくれるというじゃないか。こりゃもう業界人特権(笑)、ありがたくお言葉に甘えて、セッティングしてもらった。
改造ビオゴンを手に入れてから二ヶ月、意を決してライカM8を購入した。R-D1sか、M8か。この選択にずいぶんと悩んだが、最終的な決め手はコストパフォーマンスだ。むろん、M8のコストパフォーマンスがよいという話ではなくて、R-D1sを手に入れるとますますM8がほしくなり、きっと二台とも買うハメになるだろう。ならばいっそ、最初からM8を買った方が、最終的には安く上がる。まあ、高い買い物にありがちな、自分をナットクさせるための屁理屈ですが(笑)。 そんなわけでM8のレビューでも書いてみようと思うのだが、ことライカに関しては先達のすぐれたブログ記事がある。いまさらぼくがM8のよしあしを語るまでもないだろう。ただ、彼らは筋金入りのカメラファンということもあり、意外と初歩的な部分が省かれていたりする。その初歩的な部分とは、レンジファインダーと一眼レフのちがいだ。現在は一眼レフ全盛。片やライカM8はレン
抜かりました(汗)。先日の記事でLightroomはカタログファイルの別名保存・分割保存ができないと書きましたが、できます! yanzさんからのアドバイスでアドビ社のチュートリアルを見たところ、カタログファイルの書き出し応用テクニックを紹介してました。そこで今回はライブラリ機能の追補として、カタログファイルと改めて闘います。 【プロとアマで管理スタイルがちがう】 はじめにアドビ社のチュートリアルの内容をざっくり紹介しておこう。チュートリアルで解説しているテクニックは、すべての写真を含むカタログファイルから、特定の写真だけを選んで画像データごとカタログファイルとして書き出すというもの。このテクニックは、たとえばこんなシーンで活用できる。製品撮影の写真を含むカタログファイルから、OKカットだけを選び、画像データごとカタログファイルを外付けHDDに保存。外付けHDDの画像データ込みのカタログファ
ズボラぶっこいていたら、Lightroomがエライことになってしまった。読み込み枚数が3万枚を超え、スワップしまくりでひどく動作が重い。メインメモリ2GBのVistaマシンなのだが、メモリ使用量はMax! そりゃスワップするよなあ、なんて感心してる場合じゃなくて、そろそろカタログファイルをちゃんと整理せにゃいかん。というわけで、Lightroomのライブラリ機能と格闘してみた。 【ライブラリ機能はデータベース】 Lightroomのライブラリはビューワ画面ではない。こいつはデータベースだ。カタログファイルの正体とは、要は画像データベースというわけ。カタログファイルには画像の保存場所、サムネイル、現像設定などなど、読み込んだ画像にまつわる情報が記録されている。もちろんデータベースだから、検索はお手のものだ。フラグやスターでの絞り込みは当然として、EXIFの値やタグ付けしたキーワードでもスピー
うっ、色がちがう……。そんな経験は一度や二度ではない。さんざん時間をかけて加工したRAWデータが、いざプリントアウトしてみると見るも無惨な色味。ディスプレイと印刷でどうしてこうも色味が異なるのか。さすがに辛抱たまらずキャリブレーションに手を出すことにした。といっても、本格的なカラーマネージメントは難しそう。そんなわけでgretagmacbeth社のお手軽キャリブレーションツール「huey」を導入してみた。 hueyは数あるキャリブレーションツールのなかでも特に安価な製品だ。実売1万4千円程度で、恒陽社が国内代理店になっている。市川ソフトラボラトリーがSILKYPIXとバンドル販売しているので、知る人ぞ知るといったアイテムだ。プロフェッショナルユースのカラーマネージメントは、難しい上にキャリブレーション対応モニタや高価なキャリブレーションツールが必須。さらにプリンタとのキャリブレーションも必
HDR(high dynamic range)という手法がある。露出の異なる複数の画像を合成し、本来のダイナミックレンジを超えたシュールな写真を作り上げようという手法だ。作例はflickrを参照してもらうといいだろう。もともとはシャドウを持ち上げながら同時にハイライトの白飛びを回避し、すみずみまでクッキリと見せるための補正テクニック。ぶっちゃけた言い方をすると、覆い焼きだ。ただ現在では、よりアバンギャルドに明暗差をコントロールしてひとつの表現手段として定着しつつある。とまあそんなHDRを、Lightroomで試してみることにした。 本来HDR処理を行うには複数の露出で撮影した写真が必要だ。たとえば-1、±0、+1EVといった具合に写真を撮影し、それぞれ適正露出で写っているエリアを合成していく。RAWで撮影して露出ちがいに現像すればいい、と思いがちだが、これがうまくいかない。デジタルカメラは
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