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近々、ブルーバックスから新しい著書が出ることになり、今回はそのお知らせです。 新作のタイトルは「経済数学の直観的方法」です。 これは現在、余りにも過重な数学の負担に苦しめられている経済学の学徒を一人でも多く救おう、という目的のために書かれた本で、その意味ではある種、「物理数学の直観的方法」の経済学部向けバージョンと言えるかもしれません。 なお今まで、電子書籍で「現代経済学の直観的方法」が出ていたので、それをブルーバックス用に再編集して活字版にしたものか、と思われた方もあるかもしれませんが、今回の本はそれとは全くの別物で、ブルーバックスのために書き下ろされた完全新作です。 内容的にも今回の本は、現在の経済学で最も難しいとされる二つの理論に焦点を当て、その「二大難解理論」の中核にあって、経済学部ではほとんど理解不能とも評されている数学の難所部分を一点突破する、というスタンスとなっており、その意
経済現象の可視化 このコーナーは、可視化グループのうちの経済に関する部分を集めたものです。「現代経済学の直観的方法」(近日出版を予定)では、金融というものを鉄道のアナロジーとして議論していますが、ここではそれを可視化することからスタートしています。(可視化映像は、本来「準四次大戦史」のものとかなり重複するはずですが、ここには一般性の高いものや、あるいは可視化の際の一般的なルールなどを中心に掲載していきます。 この「経済現象の可視化」という手法は、それを発展させれば今までは複雑退屈な経済記事でしか表現できなかったことが、可視化映像によるドラマやゲームとして、うんざりするような経済用語の議論抜きで、それ自体をスペクタクルとして楽しむことができるようになるはずです。 実際経済の何がどんな映像に対応するのかのルールを適切に定めていけば、ちょうど一つ一つがコンピューターのアイコンのような役割を果たし
複雑系に騙されないための「査定法」 ※この稿は、複雑系の実態がどういうものかについて論じたもので、「物理数学の直観的方法 第2版」241ページあたりにつける予定だったものですが、分量が少々多いうえ、批判めいた色彩がかなり強くて本に収録するのはやや難があると思えたため、削除した部分です。 (20001105 長沼伸一郎) ・複雑系の大問題 ・組織構成から診断する研究機関の実力 ・複雑系で嘘をつく法 ・実際の診断例--サンタフェ研の場合 ・意外に大きいその影響 ・日本は何をすべきか §複雑系の大問題 こうしてみると、このように三体問題のところで角を曲がり間違えて、長年にわたって文明の上に何層にも積み重ねられてしまった部分の大掃除こそが、本来の正しい意味での「複雑系」に与えられた最大の役割だったはずなのである。ところが問題が大西洋を渡って90年代に米国でそれが華々しく登場したとき、そのセールス・
現在のイスラム世界は、欧米が「革命」とおだてた一連の独裁政権崩壊事件から1年を経たが、将来に何の展望も見えないまま、むしろ前より状況が悪くなる傾向が見えている。 そうでなくとも、中国やインドが近代化に向けて目覚しい経済発展を遂げる中、イスラム世界だけがそこから取り残されて一人、遅れた停滞状態を続けている状況にあり、この数十年間、近代化の試みはほとんど失敗して、欧米からはイスラム文明自体が欠陥を抱えた落第生のレッテルを貼られている。 ではどうしてイスラム世界では近代化がうまく行かなかったのだろうか。しかし筆者に言わせれば、方法論そのものに最初から欠陥があり、そもそもその処方箋の手本を誰に求めるかについて、完全に尋ねる相手を間違っているのである。 結論から先に言えば、日本の幕末から明治維新に至る歴史的事例をケーススタディの筆頭に置き、そこと科学技術との関連から答えを導き出す、という方法を採らな
物理数学の直観的方法 <普及版> 追加原稿 電子版 はこちら.
ラグランジュ点問題の直観的方法 「物理数学の直観的方法」第2版では、加筆した11章で三体問題について論じたが、ラグランジュ点の問題に関しては面白くはあるものの、それがもともと三体問題の中の特殊例に過ぎないこともあり、枚数の関係からひどく簡単にしか述べることができなかった。 そこで、本には書けなかったその「ラグランジュ点問題の直観的方法」について、ここで述べてみようというわけである。(なおこの部分は、本の内容とはほぼ完全に独立して読める。) 以下の内容は大きく 1・ラグランジュ点の簡単な概要 2・ラグランジュ点はどのように釣り合っているか 3・なぜそこには復元力が生じるのか に分かれている。 なおこの稿の前半部分(1と2の前半ぐらい)の内容は単なる簡単な概説なので、他にも書いてある本は多いと思われるが、後半以降(主として3)の部分は、かなり思い切った方法でラグランジュ点の不思議なメカニズムを
この連載では、内容的に硬軟取り混ぜて肩の凝らない話題も扱うことになっていましたが、前回は多少硬めの話が多かったので、今回は少し趣向を変えて、それとは思い切り逆のやや俗っぽい視点から「理数系武士団・第4タイプ」の周辺に迫ってみたいと思います。 そしてそのための切り口として、その代表である竜馬のファッションというものが、この観点からすると本当は現在の何に近かったかという、ちょっと面白い視点から眺めてみましょう。 この話題は、当時の理系おたくたちの姿を通して眺めるとむしろすっきりとした絵を描くことができ、そしてその視点を入れると、話は単なるファッションから思わぬ方向に進んでいくのです。 竜馬のファッションと言われて誰でもイメージするのは、ぼさぼさ頭で袴の下にブーツを履き、ふところ手をして少し着崩したスタイルでしょう。そして現在の竜馬ブームの中、その少し着崩した服装を現代のジーンズの腰ばきになぞら
以前にこのサイトで、現在の日本が中国やインドに追い上げられて、これまで国の切り札としてきた力を失いつつある状態の中、一体全体何に頼れば良いのかという問題に関して、その答えが「理数系武士団」という存在にあることを論じました。 それは「インドの数学パワーと『理数系のサムライ』たち」のタイトルで当時かなりの反響を呼びましたが、その内容とは、日本の歴史の中には「理数系武士団」という他国に例を見ない不思議な集団が普段から眠っており、それが国難の時にしばしば目を覚ますという話です。 そしてそういう時、この国はそれまでと全く違った行動パターンをとるようになり、他国から見るとほとんど無敵と言えるほどの存在となることも珍しくありませんでした。また今年は竜馬ブームに沸いた年でしたが、実は他でもない、竜馬もそのパワーを利用することでヒーローになり得たと考えられるのです。 さらにこの話は現在、中国の台頭でいよいよ
Update: 2009/01/12 ※タイトルを「ステルス・デザイン理論」から「エコー・デザイン理論」に改めました。 このステルス・デザイン理論に関しては、発表当初からこれを高く評価する多くの意見がある一方で、それと同程度の批判も寄せられた。まあ実のところ初期段階でそのように毀誉褒貶が共に大きいことは、むしろそれが将来性を秘めていることの一種の証拠とも言えるため何ら嘆くべきことではなく、また批判の中でもあまり意味のないもの、例えば単に「欧米のお墨付きがないから駄目だ」式の論拠に服を着せただけのようなものは、時の流れが自然に洗い流して行くことだろう。 しかし寄せられた批判の中には「実証実験がなされていない」という指摘が少なくからず含まれており、それに関する限りは正当なものとして耳を傾ける必要があると思われる。 特に拙著「ステルス・デザインの方法」の中で「この建物は閉塞感が少ない」とする議論
思考経済と知的シーレーン 19970405 長沼伸一郎 まず「思考経済」の概念の定義とは何かと言えば、それは「最小の情報量で最大の現象理解を行う」ことである。これは一見するといかにもドライで現代的な概念であるが、実は意外にもその歴史は古い。実際それは西欧科学史において、何らかの大きな学問的飛躍が行われるとき、しばしばそれに先立って何度も登場してきた。 その最初の登場は、恐らく「オッカムの剃刀」で知られる中世14世紀のスコラ哲学者ウイリアム・オブ・オッカムによってこれが示された時であり、これは続いて起こる科学の爆発的飛躍に大きな影響を与えた。次の登場はさしずめ19世紀末のエルンスト・マッハの時であり、恐らくそれはアインシュタインにある程度の影響を与えている。そして今回があるいはその三度目の登場になるのかもしれない。 さてそもそも「理論の発見」なるものにしたところで、実は良く考えてみるとそれ
最近、インドの頭脳パワーの脅威というものがジャーナリズムの中でも語られることが多くなってきています。とにかくインドは現在、国を挙げて科学技術教育に邁進しており、ソフトの開発能力などではすでに日本も太刀打ちできないレベルにあって、そのうえあの人口なのですから、それを前にして一体日本はどうすれば良いのかと狼狽するのも、むしろ当然のことでしょう。、 大体中国に対してさえ有効な対策が見つからなかったところへもってきて、その上インドが現れるとなると、もう方策を考えること自体諦めムードといった感じで、政府としても、高校生の科学技術教育レベルを上げようというぐらいしか当面の対策が思いつかず、そしてこれがまた高校生の理系離れを食い止める段階ですでに苦戦している有様です。 しかしまだ希望はありうるのではないか、というのがここでの話で、そしてここで注目するのが、日本の歴史の中には実は「理数系の頭脳をもつサムラ
三体問題について この部分は「物理数学の直観的方法 第2版」11章の11-2の最後の部分(213ページあたり)につける予定だったもので、これまでの伝統的に三体問題に対してどういうやり方で数学者たちがアプローチを行なってきたのかについて、その要点を述べたものです。三体問題に特に関心のある読者以外には余計かもしれないと思って、とりあえず削除してしまいましたが、本で行なったやり方と比較すると面白いと思います。 (20001105 長沼伸一郎) ・三体問題への伝統的アプローチ ・二つのアプローチの比較 ・本当にピリオドは打てないのか ・19世紀以降の三体問題 ・残された大きな不満 §三体問題への伝統的アプローチ ところでこの本では先ほど実にあっさりと三体問題の中枢部に手が届いてしまっていたが、実はこれは今回のアプローチがいわば正面玄関からの戦術勝負を避けて、一旦問題の外に出る格好で「そもそも方程式
碁石理論 「無形化世界の力学と戦略」において、本には書かれてはいないものの、その背後に何か別の理論なり思想なりが存在しているのではないかと感じられた読者もあるかもしれません。実は以下の議論はその一つで、経済の速度を遅くするためのテクノロジーないしそのバックボーンとなる思想の、目下の最有力候補です。そしてこれは単に経済の速度を遅くするだけにとどまらず、物質的に飽和してしまった文明が行き詰まりから脱出するためにはどうすれば良いかという、未来の文明にとって最も重大な問題に対する最も有望な脱出経路とも考えられており、実際にわれわれの間ではすでに、未来について何事かを構想する際の欠くべからざる道具となっています。(長沼) (初出・「現代思想」1995年5月号に加筆); 将来の社会設計の目的となる価値基準は何か 長沼伸一郎 現代の世界が直面する最大の問題が何であるかについては何通りかの見解があるだろう
アメリカはローマ帝国のように存続できるか、およびイスラム文明が果たしてきた 世界史的意義について ※2003年3月例会での長沼氏の講演を編集したものです。 今回の戦争がアメリカの帝国建設の戦争であるという観点で、できた国がどういう 帝国になるかという話になると、それはローマ帝国をモデルにしたものとして議論が 行われることになると思います。これからローマ帝国とアメリカ帝国の比較というのは 結構話題になることも多いでしょうからそれに先んじて、という形でそれに関する話を やっておきます。 ローマ帝国の話となると「なぜローマ帝国は滅びたのか」と言う問いが常に議題に なるんですけれども、まあ私に言わせればこれは質問の立て方が間違っていて、それ よりも「なぜローマ帝国は、成立間もない時期に既に社会として死んでいたのに、実際に 滅びるのには300年かかったのか」という問いを立てる のが一番いいと私は思う
Pathfinder Physics Team 掲載論文一覧 ※「専用」とあるものは、チーム専用 ページに掲載されています。
世界のコラプサー化について ※2003年4月27日例会における講義を編集したものです。 今日は数学関係の話はそれほどしないで、コラプサーの問題について我々がどう対処 するかということについて整理の形でやっておきましょうか、というのが今日の議題 です。 われわれは昔からトックヴィルを非常に重要な参考書として挙げていることから分 かるように、世界全体がコラプサー化してしまうことが、一番大きい未来の脅威では ないかと、ずーっとそう考えてやってきたわけなんですけれども、とにかく今回のイ ラク戦争で、はじめて世界はひとつ知った、それはアメリカの力を止められる勢力が 地上から消滅してしまっていると言うことで、その衝撃度というのはものすごいもの だったと思うんですよね。 わたしも正直言って、バグダッドが陥落した日の夜はちょっと恐ろしくて眠れなく なりました。これは全体から見ると、逆にそれでアメリカに対す
都市建築のステルス理論 以下は都市建築のデザインを心理的な面から捉え、物理学的観点から解明してみせた理論です。これは以前建築関係の雑誌に発表され、専門家からも高い評価を受けたものであり、実際もしこの理論が広く普及したとするならば、それだけで日本の都市の光景を一変させる可能性を秘めているのではないかと考えられています。しかし発表の際には、雑誌の発行部数が少なかったこともあり、ここであらためて広く公開したいと思います。なお、この理論が思想的に例の「碁石理論」に基づいていることはおわかりでしょう。(長沼) (初出・JIAニュース94年9月号~10月号) 都市建築のデザインとステルス技術 長沼伸一郎 本稿は、現代の過密都市の中で建築や街の形状が人間の感覚に与えている閉塞感を減らすことを目的として始まった研究であり、そのデザインを考える際に、最近有名になったいわゆる「ステルス技術」、すなわち航空機や
海軍戦略 第一部 1 マハンの理論 一般に海軍戦略というものは陸軍のそれに比べてわかりにくいと言われる。この世界のバイブルとなるのはマハン提督の「海上権力史論」をはじめとする著書であるが、これらの本の文章からして難文である。マハンという人は気質的にどうも軍人ではなく学者、それもかなり重箱のすみをつつくタイプの学者であったらしく過敏なくらい論証を行う傾向があり、それが文章を読みにくくしているのである。内容に対して異論をはさむつもりは毛頭ないのだが、難解な本というのは学生が誤読をして、せっかくの名著が結果において悪書となってしまうことがしばしばある。 それゆえこういった本が悪書とならないためには、優れたサブリーダーの補佐が必要となってくる。われわれの組織自体が海軍戦略に準拠した行動をとるということは読者はすでにしっているだろう。しかしそのために最初からマハンを読めというのは、それだけで余りにも
■ 推薦の言葉 いま世界が必要としているのは、経済成長の方法ではなく、むしろ成長の速度を遅らせても倒れないシステムである。地球環境を考えれば、成長に限界があることは誰の目にも明らかなのに、それに取って代わる新しい概念を人類は未だに見いだせていない。しかしそのヒントはある。それが本書であり、私は20年前にこの本の原稿に出会ったときに大きな衝撃を受け、私のその後の人生に大きな影響を与えた。普通の視点からいえば過激に見える内容も含まれているが、表面的なことで挙げ足をとるのはやめて、長沼氏の深い思想を味わってほしい。20年経った今でも全く色あせず、我々にこれからどう生きればよいか迫ってくる本書は、万人に読んで頂きたい一冊である。 -- 東京大学 先端科学技術研究センター 教授 西成 活裕 昨今の厳しさを増す経済状況のもと、例えば技術系の職場など、これまで経済の知識とは無縁でいられた場所でも今やそん
[MEETING] 毎月第三土曜日 東京杉並永福町にて例会を開催しています 2024年3月例会は16日15時30分~ 参加希望者はメールにてご連絡ください オンラインでの参加も可能です [NEWS・MEDIA] ・新刊情報 月刊Voice連載「『次』の歴史と人類の新軌道」に大幅加筆 世界史の構造的理解~現代の「見えない皇帝」と日本の武器~ 誤植訂正 ・ 30年のロングセラー 理系必携の不朽の名著 「物理数学の直観的方法 普及版」 ブルーバックス版に掲載しなかった追加原稿はこちらから 1:「対角化解法」で微分方程式を解く 2:臨界曲線の驚異 ・ 無形化された世界で、我々はどう戦うべきか。100年先の文明社会を見据えた渾身の大作 米中対立、その行く末は「トゥキュディデスの罠」か「コラプサー化」か 「無形化世界の力学と戦略―理系からの解析は戦略と地政学をどう変えるか」 現在電子書籍版のみの発売に
太平洋戦争の盲点とその戦略的解答 (20040506初出、20130905加筆、20130909再加筆、20130912「勝敗のバロメーターとしての『戦略線の長さの比』」追加) 実のところ今まで私は、太平洋戦争に関するシミュレーションというのは、それほど真剣にやるつもりはなかったんです。ところがどうも、先日アップした知的制海権のための作戦計画案を振り返ってみたところ、どうもパターン面で共通している部分がかなりあって、それが結構馬鹿にならないぐらいのものであるらしいことがわかってきました。そうなると完全に無視しておくというわけにもいきません。 それにまた一般的な問題として見ても、とにかく社会全体で、太平洋戦争というのは何をどうやっても勝つ方法はないというのが完全に常識に化してしまっていて、国家戦略を考える場合にそこで思考停止に陥ってしまうことが多いように思えます。 ところが例の知的制海権のた
イスラム文明論 PART1 イスラムの勃興とそれに続く大征服事業というのは、世界史上の驚異である。その最初の時期だけをとってみても、東はペルシャから西はスペインにおよぶ広大な版図をもつ「イスラム帝国」がまたたく間に出現してしまったのである。 単に規模ということを問題にするならば、たとえばチンギス・ハーンの率いるモンゴル軍の大征服などはこれを上回るものである。しかし永続性という点に注目するならば、モンゴルの作った巨大な元帝国の寿命は極めて短く、その事業は泡のように歴史の中に消えていってしまった。 その点イスラムの征服地は、それに続く歴史の中でほとんど恒久的に維持され、その事業は永続性という点でチンギス・ハーンを始めとする他のいかなる例とも著しく異なっている。というより、その影響は現代の世界まで途切れることなく続いているのである。 一体なぜそんなことが可能だったのだろうか。西欧キリスト教圏の二
映像メディアと偶像崇拝の論理 ※2003年8月例会講義を編集しました。 この間から設計図シリーズの話をやってるわけですけどもまあ、今日もその設計図シ リーズの一環です。まあこれはわれわれの世界のための設計図シリーズであると同時 に、テクノウラマー構想のためのパーツとしての意味ももっています。 さて以前にバーミヤンの石窟寺院がタリバンによって破壊された時、その理由が偶 像崇拝を禁じるためという事でした。そんな理由であれほどの芸術作品を破壊したん だということで、偶像崇拝なんて訳の分からないことを言う、あいつらやっぱ未開人 だという論調が世界の90パーセント以上だったと思うんです。 そもそも偶像崇拝なんて、今更なんでそんなことを言ってんのかと。その偶像崇拝 という言葉すらよくわからないというのがもうほとんどの人の反応じゃないでしょう か。 ところが実はこれを現代世界に置き換えて、「映像メディア
・序論 無形化した現代における潜水艦戦略の意義 現在の知的世界の状況 水面下の知的制海権 潜水艦戦研究の必要性 ・他兵種との比較に見る潜水艦戦の威力 潜水艦の真の実力 大戦末期のドイツの切り札は何だったか (1)ドイツは原爆とV2号によって戦況を逆転させ得たか (2)ジェット戦闘機Me262は戦況を逆転させ得たか (3)新型Uボート・U-21型は戦況を逆転させ得たか 対日戦の真の功労者--米潜水艦 商船1隻の撃沈はどれほどの戦果に相当するか 授勲基準から見た商船撃沈の価値 ゲリラ戦と潜水艦戦略の違い 無形化世界の知的シーレーン シーレーン攻撃の理論からわかる重要な原則 旧ソ連の隠れたアキレス腱 イスラム文明の場合 陸軍人の鈍い認識力 潜水艦戦略がわれわれにもたらす重要な認識 無形化した現代における潜水艦戦略の意義 以下に潜水艦戦に関する戦略について述べるが、実はこのテキストの目的は、単に過
導入としての印象的な語句 ・アメリカは世界中で最も少ししかデカルトが読まれていない国であるが、しかしデカルトの教訓が世界中で最もよく遵法されている国である。(下巻・22頁。これは、アメリカ文明の根幹にハーモニック・コスモス信仰が侵入しているということを、すでにトックビルが認識していたことをはっきりと示した語句として重要である。) ・今日、地上には異なる地点から出発して同一目的に向かって進んでいるように見える、二大民族がいる。それは、ロシア人とアメリカ人とである。・・・これら量民族は共に誰にも気づかれずに大きく成長した・・・・両民族の出発点は異なっているし、道程もまちまちである。それにもかかわらずこれら両民族は、神の秘められた意志によって、いつか世界の半分ずつの運命を自らの手に掌握するように定められているように思われる。(中巻・498頁) (しかしこれが何と1835年に行われた予言であったこ
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