戦後80年のことし(2025年)、「息子」のように大切にしていた人の命を戦闘で奪われた日本人がいます。80年前に日本人が経験した家族や恋人、親友、当たり前のように身近にいた人を突然失う戦争の愚かさは、今も世界で繰り返されています。1年半にわたって神奈川の「父」とガザの「息子」を追いました。 (首都圏局/記者 佐藤美月 ディレクター 中川治輝) ガザで亡くなった「息子」 モハマッド・マンスールさんをしのぶ会 ことし(2025年)4月、1人の男性を追悼する会が開かれました。パレスチナのガザ地区で人道支援を行う神奈川県海老名市のNPO法人「地球のステージ」が開きました。 亡くなったのはNPOのガザ事務所のスタッフ、モハマッド・マンスールさん(29)。3月に行われたイスラエル軍のミサイル攻撃の犠牲になりました。 NPO「地球のステージ」代表 桑山紀彦さん NPOを支援する人など50人余りが集まる中