デジタル技術の進展や社会・ビジネスへの浸透により、今や企業は、業界業種を問わず「テクノロジー企業」としての側面を持ち合わせるようになった。 ただその一方、ここ数年のAIの進展はあるものの、テクノロジーを通じた価値の提供と管理は依然として「人」が担っていることに変わりはない。エンジニアや品質保証、インフラ担当者、運用担当者らが所属する「ソフトウェアエンジニアリング組織」は、開発手法を問わずあらゆる規模の企業においてもはや不可欠と言える。 では、このソフトウェアエンジニアリング組織について、「ワールドクラス」と呼べる企業・サービスの開発・運用を担う場合はどのような特徴を持つのだろうか。 その特徴について、「顧客に愛され、ビジネスにとって欠かせないデジタルプロダクト/サービス/エクスペリエンスを提供する組織」と定義するのは、ガートナー シニア ディレクター, アナリストのデーブ・ミッコ氏だ。 こ