熊本県で路線バスや鉄道を運行する5社は、全国で初めて、16日から全国交通系ICカードでの運賃決済を取りやめました。バス停では戸惑う利用客の姿も見られました。 熊本県内で路線バスや鉄道を運行する九州産交バス、産交バス、熊本電鉄、熊本バス、熊本都市バスの5社は、11月16日から、全国で初めて「Suica」などの全国交通系ICカードでの運賃の決済を取りやめました。 JR熊本駅前のバス停では、こうしたICカードが使えなくなったことを知らずに乗車しようとして、戸惑う人が相次ぎました。 急きょ現金で支払ったという兵庫県からの観光客は「荷物を持っている中で現金を準備しないといけないのが不便だと思いました」と話していました。 全国交通系ICカードについては、機器の更新に、5社で合わせて12億円余りがかかることから、利用者の減少が続く中で、更新は厳しいとして廃止を決めたということです。 各社は、2025年3