ロシアの首都モスクワで24日、下院選での不正疑惑をめぐり、政権を批判する大規模な集会が開かれました。10日の大規模デモに続くもので、主催者側は12万人(警察発表3万人)が参加したと発表。野党が主催する集会としては1991年のソ連崩壊後で最大規模となりました。 4日投開票の下院選での不正疑惑をめぐっては、メドベージェフ大統領が投票所の調査を指示。しかし、プーチン首相は「野党が選挙結果に不満で何か言うのはいつものこと」(15日のテレビ会見)と取り合おうとしていません。 モスクワからの報道によると、集会では、選挙結果の無効と中央選管委員長の解任、選挙制度改革、全政治囚の解放などを要求として決議。「プーチン首相は去れ」とのシュプレヒコールも起こり、「もし、これ以上、ウソをつき続けるなら、クレムリンを占拠しよう」という過激な発言もありました。 しかし、多くは「政権憎しを競い合ってはだめだ。人間の尊厳