日本共産党の市田忠義書記局長が2日、NHK番組「日曜討論」で行った発言は以下の通りです。 アベノミクス 落ち込んでいる国民の収入を引き上げる政策がないのが最大の問題 番組ではまず、安倍政権の経済政策=アベノミクスについて議論となりました。自民党の石破茂幹事長は、「いろんな副作用が出るのは当然だ」など国民生活にマイナスが出ても意に介さない姿勢を示しました。 市田 石破幹事長は、“副作用”は付き物だといったけども、私は治療(方法)が間違っていると思います。国民の暮らし、景気の実態を直視すれば。例えば給料は安倍内閣になっても下がり続けています。これだけの金融緩和をやりながら、三大メガバンクの中小企業への貸し出し率は史上最低です。それから設備投資は、5期連続で減っています。土台のところ、経済の一番大事な賃金と中小企業、設備投資が落ち込んでいるわけです。 どの世論調査を見ましても、景気回復の実感が持