安倍晋三政権が、アメリカの「国家安全保障会議」(NSC)と同じように、日本にも外交や安全保障政策の「司令塔」になる、「日本版NSC」(仮称)を設置する法案を国会に提出しています。 安倍政権は、安全保障政策の基本になる「防衛計画の大綱」を見直して軍拡を一気に進め、「敵基地」攻撃などの能力を持つことや、日本が直接攻撃されていなくてもアメリカ軍といっしょにたたかう「集団的自衛権行使」の検討も進めています。いったいなんのための戦争の準備でしょうか。 「海外で戦争する国」に 「日本版NSC」の設置はもともと第1次安倍政権時代に持ち出されてきたもので、安倍首相のいわば執念ともいうべきものです。先週末国会に提出された法案には、首相、官房長官、外務、防衛の「4大臣会合」を設置し、首相の下に情報を一元化して外交や安全保障の中枢として活動することや、専任の首相補佐官を置くこと、情報収集などのため内閣官房に「国
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