29日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブ主催の政治討論会。日本共産党の市田忠義書記局長は、各党幹事長とともに参院選の争点についてクラブ側の質問に答え、政治の焦点課題を2時間にわたって議論しました。 討論会の第1コーナーでは、各党代表が参院選挙で「最も訴えたいこと」をフリップに書いて示しました。市田氏は「国民の所得を増やし、景気回復」「原発ゼロの日本」「憲法9条を守り活(い)かす」の三つを書き込み、次のように語りました。 自民政治に立ち向かう 市田 デフレ不況の一番の原因は国民の所得が減り続けていることにあります。 国民の所得を増やして景気回復をはかる。大企業の内部留保260兆円の一部を使い、賃上げと中小企業の下請け単価を保障する。そして非正規の正社員化など雇用ルールを確立する。こんな時に大増税、消費税の増税はやってはならない。 原発については、(福島第1原発)事故の原因もわかっていないし