グループの信販会社オリエントコーポレーション(オリコ)を通じて暴力団員らに融資していたみずほ銀行の持ち株会社「みずほフィナンシャルグループ(FG)」の名誉顧問が、暴力団排除を担う警察行政を監督する国家公安委員に名前を連ねていることが分かりました。 この名誉顧問は、前田晃伸(てるのぶ)氏(68)。みずほ銀行の前身の一つである富士銀行副頭取を経て、2003年1月に、みずほFG社長、09年4月に同会長、10年4月に同特別顧問に就任、11年2月22日から国家公安委員をしています。 定例会議で質問 国家公安委員会は、国務大臣である委員長(現在は古屋圭司自民党衆院議員)と有識者ら5人の計6人で構成。毎月4回程度、定例会議が開かれ、暴力団対策についても論議しています。 たとえば、昨年4月12日の定例会議では、北部九州4県警による暴力団対策に関する協定締結について報告があり、前田氏は「もともと福岡県の暴力
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