国による過酷なハンセン病強制隔離政策の事実を掘り起こし、資料の収集と調査・研究を通して、ハンセン病への差別や偏見の解消をめざす重監房資料館が30日オープンし、開館記念式典が行われました。 同記念館は、群馬県草津町の国立療養所栗生楽泉園(くりう・らくせんえん)に隣接しています。式典には、厚生労働副大臣ら政府・自治体関係者、全国ハンセン病療養所入所者協議会はじめ全国の療養所関係者らが多数出席しました。 同協議会会長代理として佐川修氏が来賓あいさつし「なぜ、重監房が存在したのか。日本のハンセン病にたいする強制隔離、撲滅政策の象徴です」と強調。自身が15歳の時に重監房収監者に食事を運んだ体験にも触れながら、入所者を威圧するために使われた同施設の役割を紹介。「二度とこのようなことが起こらないよう、語り継いでいってほしい」と訴えました。 楽泉園入所者自治会の藤田三四郎会長が「人権研修センターとして、資