沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は17日午後、安倍晋三首相と首相官邸で会談し、米海兵隊普天間基地(同県宜野湾市)に代わる名護市辺野古の新基地建設問題で、新基地ノーの「圧倒的民意」を伝達しました。両者の会談は昨年12月の翁長知事就任以来、初めて。安倍政権は新基地に反対する翁長氏との会談を拒否し続けてきましたが、もはや無視できないところまで追い込まれた結果の会談です。 翁長氏は、仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事の埋め立て承認を“錦の御旗”にして新基地建設を進める政府を厳しく批判。「昨年の名護市長選、県知事選、総選挙のすべてで、辺野古新基地反対という圧倒的な民意が示された」と述べ、「私は絶対に辺野古新基地はつくらせない」と訴えました。 その上で、28日に予定されている日米首脳会談に言及し、「沖縄県知事や県民は辺野古移設計画に明確に反対しているということをオバマ大統領に伝えてほしい」と要請