【読売新聞】 国分寺市にある国の登録有形文化財「沖本家住宅洋館・和館」の老朽化が進み、建物を維持しようと、この住宅でカフェを営む久保愛美さん(56)がクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。久保さんは2016年に親しく交流
国の文化審議会は23日、日本で初めて開業した鉄道遺構の「高輪築堤」(東京都港区)を「明治日本の近代化を象徴する」として史跡に指定するよう萩生田光一文部科学相に答申した。同じ時期に建設された史跡・旧新橋停車場跡(同)に追加する形をとり、「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」として、近く答申通り指定される。考古学などの学術団体は「全面保存」を訴えてきたが、現地を再開発中のJR東日本が4月に公表した「一部保存」の方針を受けた形での史跡指定となる。 「現地保存」を提案するも 今回の史跡指定は、都市遺跡の保存の難しさを改めて示した。 高輪築堤の高い価値は、特異な指定の経緯からも明らかだ。萩生田文科相に続き菅義偉首相も現地を視察。文化審議会の分科会も3月、文化庁に「緊急的に保存に取り組む必要がある」と極めて異例の建議を行った。こうして、通常は秋に複数の史跡指定を検討する審議会が今回、この1件だけを対象に開か
伊藤若冲の《動植綵絵》など皇室ゆかりの5件、国宝指定へ文化庁の文化審議会は7月16日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決によって、5件の美術工芸品を国宝・重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申した。 伊藤若冲 動植綵絵(部分) 出展=文化審議会資料より 文化庁の文化審議会文化財分科会は、7月16日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決によって、5件の美術工芸品を国宝・重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申した。官報告示後に、国宝は902件、重要文化財は1万812件となる。 今回、国宝に指定するよう答申されたのは、かつて皇室が所有し、現在は三の丸尚蔵館が収蔵する5件で、高階隆兼《絹本著色春日権現験記絵》(二十巻)、紙本著色蒙古襲来絵詞(二巻)、狩野永徳《唐獅子図》(一隻)、伊藤若冲《動植綵絵》(三十幅)、小野道風《屛風土代》(一巻)。 例えば伊藤若冲の《動植綵絵》は
修復工事を終えて開通した常磐橋。上は首都高、奥は日本銀行=東京都千代田区と中央区の境で2021年5月10日午後1時36分、丸山博撮影 東日本大震災の揺れで崩落の危険が生じ、修復工事が続いていた国指定文化財・常磐(ときわ)橋(東京都千代田区など)で10日、10年ぶりに通行が再開された。修復により明治期に造られた石橋のモダンなたたずまいが美しく再現され、通行人が写真を撮ったり、橋の両側にある親柱や石畳に触れたりしていた。 同区と中央区の境を流れる日本橋川に架かる常磐橋は1877(明治10)年に木造から架け替えられ、庭園にあるものを除けば都内最古の石橋とされる。1923(大正12)年の関東大震災で崩落した際、「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一(1840~1931年)を…
公益財団法人住友財団では、文化財の維持・修復の費用を助成しています。その事業が間もなく30年を迎えるのを記念して助成対象の文化財をご覧いただく展覧会を泉屋博古館(京都)、泉屋博古館分館(東京)、九州国立博物館、そして東京国立博物館の4会場で同時期に開催いたします。当館ではそのうち仏像などを展示します。 日本の各地には多くの仏像が残っており、山間地などにひっそりとまつられる仏像からはそれを大切にする地域の人たちの思いが伝わってきます。本展では、そのような仏像や、東日本大震災や能登半島地震で被災した仏像など大切に守り、伝えられてきた仏像をご覧いただきます。 1089ブログ「文化財よ、永遠に」 展覧会の見どころなどを紹介しています。 展覧会のみどころ 展示作品リストへ 開催概要 展覧会のみどころ 宝冠阿弥陀如来坐像 鎌倉時代・12~13世紀 愛知・財賀寺蔵 阿弥陀如来の中でも、菩薩のように髪を結
例年、年末年始についてはオンライン授与所 (クレジット決済・現金書留) を一時的に閉鎖させていただいております。 閉鎖期間につきましては下記のとおりです。 令和4年12月19日(火) ~ 令和5年2月5日(月) 年内のオンライン授与は12月18日(月)までご注文可能となります。 現金書留による郵送につきましても、期間中はお取り扱い中止とさせていただきます。 ご注文再開日は令和5年2月6日(火)を予定しておりますが、状況によっては早期に再開する可能性もありますので、当お知らせ欄をご確認ください。 令和5~6年にかけての年末年始アルバイト募集は終了いたしました。例年9月上旬より募集を行っておりますので、また来年のご応募をお待ちしております。 ➀大師堂アルバイト 大師堂での護摩祈願に関するお仕事です j.daishido.jousho@gmail.com ➁お守り(授与所)アルバイト 境内授与
石川啄木歌碑拓本(いしかわたくぼくかひたくほん) 金田一京助筆 昭和時代・20世紀 岩手・陸前高田市立博物館蔵 (右)NPO法人文化財保存支援機構とともに奥州市埋蔵文化財センターで行った拓本の安定化処理作業の様子 岩手県出身の歌人、石川啄木の歌碑の拓本です。石碑は、大津波により流失してしまったため、拓本は碑文を伝える貴重な資料です。表具も含めた全体が塩と汚泥にまみれ、糊浮きが進んでいました。本紙を安定化処理の後、現在は全ての拓本の本格修理が進められています。 絹地染小紋型長着(高田歌舞伎)(きぬじそめこもんがたながぎ(たかたかぶき)) 昭和時代・20世紀 岩手・陸前高田市立博物館蔵 (右)修理途中の中綿 衣装のほか、かんざしやかつらなど、地芝居「高田歌舞伎」関連資料を展示します。衣装は海水損によって全体に染料が滲み、中綿には内部で偏りが生じ、元の形が分らないほどに皺だらけになっていました。
東日本大震災で地震や津波の被害に遭った文化財を修復して紹介する展示会が、8日から東京で開かれます。 東日本大震災では、博物館や文化財も大きな被害を受け、仏像や古文書、民具などの文化財が津波で泥や海水につかったり、地震で壊れたりしました。 東京・墨田区の江戸東京博物館では、8日から専門家らの手によって修復された文化財およそ100点を紹介する展示会が始まります。 このうち、岩手県釜石市の鵜住居観音堂の本尊としてまつられている「十一面観音立像」は、室町時代後期の作品とされる木製の仏像ですが、津波で流されました。しかし、研究者らが泥の中から見つけ出し、丁寧に泥を抜く作業などを行ったということです。 また、岩手県陸前高田市の市立博物館に所蔵されていた、奈良時代から平安時代の刀「毛抜形蕨手刀」は、津波で流されて、つかの一部が欠けてしまいましたが、樹脂を使って欠けた部分を修復したということです。 会場で
歴史的建造物の保存を支援するチャリティイベントの開催について ―立教大学― 平成26年1月17日 都市整備局 都は、歴史的建造物を守りいかしていく支援の輪をひろげていくため、施設管理者や民間企業等と連携し、歴史的建造物に関心を持っていない方にも知ってもらう取組を行っています。 このたび、レンガ造の歴史的建造物がまとまって複数立地する立教大学を舞台に、歴史的建造物の保存等に関する講習会と普段は見ることのできない建物内部も含めた見学会がセットのチャリティイベント※を開催することになりましたのでお知らせします。 2月22日(土曜)会場:立教大学本館 1) [10時00分~12時00分] 2) [14時00分~16時00分] 参加費:お一人様1,000円※ 定員:各回100名(多数の場合は抽選となります。) 主催 公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンター 共催 東京都 豊島区 協賛 学校法人
徳川家の菩提(ぼだい)寺として知られる増上寺(東京都港区芝公園)のかつての総門「大門」を管理する所有者がはっきりせず、老朽化したものの修復できないという問題が起きている。長年地域のシンボルとして親しまれてきたが、東日本大震災を機に耐震面でも不安が浮上。地元団体が東京都に対策を求めている。 (岡村淳司) 大門は一六〇五(慶長十)年に徳川家康が増上寺を大改修した際、江戸城の大手門を移築して設けられた。一八七八年に同寺が東京府に寄付し、その後、芝公園の一部として東京市(現・東京都)が管理。一九四〇年ごろ、芝公園の敷地が縮小され、同市の管理から外れたとみられている。 当初は木造だったが、関東大震災(一九二三年)で損傷したため、三七年に鉄筋コンクリート造りに建て替えられた。このときは東京市が設計を担当し、工費二万円については、地元から寄付されたという話もある。 現在は瓦ぶきの大きな門が、増上寺の敷地
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