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小熊研究会1 12/11(月) 総合政策学部4年 石野純也 79700729 「30分でわかる『ディスタンクシオン』」 1. 著者、ピエール・ブルデューの略歴 ・ 1930年、フランス南西部のベアルン地方の小さな町の郵便局職員の子供として誕生 ・ パリの有名リセ、ルイ大王校に進学→エコール・ノルマル・シュペリユール(高等師範学校)に入学 ・ 哲学の教授資格を得た後に徴兵→民族学的研究、社会学的研究を経て1981年コレージュ・ド・フランス教授に就任 2. 「趣味」の選択と象徴的闘争 ・「趣味」を自由に選択する事は出来るのか→「NO」 「自然の(生まれつきの)趣味というイデオロギー」(ピエール・ブルデュー『ディスタンクシオン』105項) ↓ 家庭環境(「階級」)や教育程度の違いによって選択も異なる(が、そうだとは思われていない=「誤認」) 「科学的観察は文化的欲求がじつは教育
小熊研究会有志春休み勉強会第3回 総合政策学部3年 石野純也 ピエール・ブルデュー -「構造、ハビトゥス、実践」を中心に― l ブルデューの実践の理論が対峙するもの 1. 客観主義(構造主義)を超える 構造実在論二に陥ってしまう(つまり、あらかじめ歴史を超越した構造が存在すると考えること。唯一の真理の様なものを想定してしまっている) 2. 主観主義(社会現象学)を超える 社会的世界の説明力を全く欠く(つまり、社会と言うもの如何なる物かが解明できない) 英語文献 P107 "it hypostatizes these relations by treating them as realities already constituted outside of the history of the group - without falling back into subjectivism, w
ナショナリズム研究 (Learning the Base of Nationalism Studies) 担当者 小熊英二(総合政策学部)B型 1、主題と目標 国際情勢をはじめ、民族問題にたいする関心が高まっている。グローバリゼーションとナショナリズムの対立ということが語られるばかりでなく、国内でも在日韓国・朝鮮人やアイヌ、外国人労働者などの問題が存在するし、歴史問題などをめぐってナショナリズムの是非をめぐる論議もかまびすしい。 ナショナリズムの問題が近年になって注目されているのは、偶然ではなく必然である。一昔前までは、社会の近代化が進めばナショナリズムや民族意識などというものはしだいに消えてゆくはずだと考えられていたのだが、その予測は裏切られた。その理由はいくつかあるが、まず第一に、交通や情報の発達のために人間が移動する機会が多くなり、慣習も言語もちがう人間どうしの接触が増大したこと。第
『ある正義の理論』の世界 ジョン・ロールズ『正義論』 第1部 理論 1 経歴 1921年、ボルティモア生まれ。母親は女性参政権運動家、父親は弁護士。プリンストン大学卒業。ニューギニア、フィリピンを経て占領軍の一員として日本の地を踏む。「ご多分に洩れず、すっかり軍隊嫌いになり、軍を文民統制下におくことがなによりも大事だと考えるようになった」。[1]プリンストン大学哲学講師、フルブライト留学生としてオックスフォード留学、コーネル大学助教授、MIT教授、を経てハーヴァード大学教授(1962年)。現在、哲学科名誉教授。1999年ナショナル・ヒューマニティ・メダルを受賞(アメリカ大統領から授与されるもので、国民栄誉賞のようなもの)。 「英語圏に政治哲学を復権させ」、アメリカのみならず、世界を代表する政治哲学者(らしい)。講談社「現代思想の冒険者たち」シリーズで、ロールズの巻は講談社側がシリーズ中もっ
(※)「文化的再生産の社会学」 1964年の全労働人口の44.8%を占める労働者の子弟が全学生のうちわずか8.3%に過ぎないのに対し、たった2.8%の上級幹部職の子弟が学生の中に占める割合は15.9%にも上る。1961年の国立統計経済研究所の調査「フランスにおける社会的成功」でも、指導的エリートの3分の2が最上層の出身であることが指摘されている。進学機会が広がったとしても、社会階級ごとの進学チャンスの比率はほとんど変わらないのだ。 少なくとも中産階級・庶民階級に人々にとって、「どの社会階層にも開かれた大学」という大学の自画像は、あまりに現実とかけ離れたものであった。 学生達の反乱―5月革命の勃発― その一方で、勤勉さを武器として、中産階級・庶民階級の出身から大学への立身出世に成功した人々も確実に増えていった。メリトクラシーと、それに付随する楽観論が語るほどではないにしろ、教育の機会均等は、
加藤典洋氏と高橋哲哉氏の「論争」 ~『敗戦後論』と『戦後責任論』を中心に~ 総合政策学部3年 70108602 松本 純平 Ⅰ、発表の形式 著者紹介→加藤氏の主張の論点→高橋氏の論点→具体的な論争部分 Ⅱ、著者紹介 ・加藤典洋氏 1948年、山形県生まれ。東京大学文学部卒業仏文科卒業、現在、明治学院大学国際学部教授、文芸評論家。主な著作に『アメリカの影』、『ホーロー賞』、『戦略的思考』、『可能性としての戦後以後』などがある。 ・高橋哲哉氏 1956年、福島県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科卒業、同大学大学院哲学専攻博士課程単位習得。専攻は哲学。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。主な著作に『記憶のエチカ』、『断絶の世紀 証言の世紀』、『ナショナル・ヒストリーを超えて』などがある。 Ⅲ、加藤氏の主張 1、戦後日本の分裂 ・ジキル氏と、ハイド氏 戦後において、日本社会は人格的に
小熊英二研究会Ⅰ 最終レポート 同性愛の分析理論 伊藤 尭 総合政策学部3年 70100935 0.はじめに このレポートは、筆者が2003年春学期に小熊英二研究会Ⅰで行った発表のまとめである。ゲイ・ムーヴメントを学ぶにあたって、これまで同性愛が種々の学説によっていかに把握されてきたかを知ることが、意義深い行いであることは論をまたない。本文では、フロイト、ラカンによる精神分析の理論や、フーコー、バトラー、セジウィックといった思想家の手による理論など、この分野において頻繁に言及される学説をなるたけ網羅的に概説してある。もちろん筆者の勉強不足もあり、細部まで十分に論じ切られたとは言い難いが、個々の理論への導入や全体を概観することを目的とした場合、それなりに役に立つものになったのではないかと自負している。 同性愛の分析理論というと、今まさにある同性愛という現象を分析する、ただそれだけの理論のよう
『<みんなのうた>という思想』 ―――日本における音楽教育の目的とその変遷――― 総合政策学部三年 木村 和穂 s00327kk@sfc.keio.ac.jp 問題意識 ・なぜ学校で「音楽」を教えるのか? 音楽教師のジレンマ ・現代の音楽教育研究への違和感 「感性の豊かな子どもを育てる」「人間教育の一環」「自ら進んで表現する工夫」 ・唱歌研究への違和感 共通する「日本の伝統音楽がないがしろにされてしまったことへの怒り」 士気高揚音楽は否定し、本来あるべきはずの日本の伝統的な音楽感性を求める ・安易な国民国家論に基づく研究への違和感 たしかに「国家のイデオロギー装置」であるが、そんな単純なものでもないだろう ・国家が歌をつくり、教育を行ない、みんなで同じうたを歌うということの意味が真剣に問われてこなかった ・国家が「文化」や「芸術」に熱心に興味をしめすことの意味は何か 「「日本のうた」という
――小熊英二さん『〈民主〉と〈愛国〉』を語る(下) 度量の広さは大切なこと ■60年安保の全学連と68年の全共闘 ――60年安保闘争の全学連に関する記述は好意的ですね。 ★まあ好意的といってもいいでしょう。ただし、彼らが賢かったとは思いません。冷たい言い方に聞えるかもしれませんが、全共闘運動や60年代の新左翼も含めて、20歳かそこらの人間が上の年代と縁を切って運動をやっても、思想的ないし政治的に賢いものが出てくる確率は少ないと思う。 ただ60年安保闘争の全国民的な――あえてこういう言い方をしますが――盛り上がりをもったときに、全学連主流派はそれなりの役割を果たした。つまり若者の純粋さというか、直情径行な直接行動が、一種の起爆剤の効果をもった。 国会突入を繰り返す全学連主流派のデモを、回りの大人たちは半分あきれて見ていたようですけれど、その純粋さや真摯さに刺激されて、運動が広がっていったわけ
『ハマータウンの野郎ども』 LEARNING TO LABOR How working class kids get working class jobs 2002年11月9日(土) 総合政策3年 横川大輔 ―なぜ労働者階級下層の子供達は再び親と同じ最下層の労働に入っていくのか― イギリスの典型的な労働者の町、ハマータウン。落ちこぼれの男子中学生「野郎ども」の日常を通して、どのような選択を重ねて階級に属するようになるのか構造的に説明する。「反学校文化」の形成とその可能性、そして「意図せざる」結果としてのあらわれる社会的再生産のメカニズム。 =============================================================== ■著者 ポール・ウィリス ・ 労働者階級出身、大学へ進み知識人となる ・ CCCS(バーミンガム大学現代文化研究センター) ・
小熊研究会プレゼン・『「国語」という思想』 総合政策学部三年 南 智佳子 s00884cm@sfc.keio.ac.jp はじめに ■「国語」と「日本語」のあいだ 「大阪府のある小学校が四年前、教科名の「国語」を「日本語」に変えたことがある。外国籍の児童にとって「日本語」は「国語」ではないという判断からだった。しかし二年後、「国語」に戻した。 直接のきっかけは、産経新聞が「『国語』がない」と大きく報じたことだった。 同紙は「『国語』は日本人の児童・生徒が、自分たちの生まれ育った国の言語という意味だけでなく、感情の機微に応じた細やかな使い分けや、母国語に秘められた文化・伝統を学ぶ授業である。これが『日本語』という教科名では、『英語』『ドイツ語』『中国語』など外国語の授業と変わらず、いったい、どこの国の授業か分からなくなる」と主張した。 」 (朝日新聞:1999年12月10日より) *「国
ジョン・ロールズ「諸民衆の法」 “ON HUMAN RIGHTS” The Oxford Amnesty Lectures 1993 「ロールズは、戦争は地獄だからどんな手段を使ってもいいという論法と、戦争に突入すればみな有罪だから誰も他人を非難できない、という論法を、ともにニヒリズムとして退ける。あらゆる戦争が同じように不正なのではない、文明国では、道徳や政治に関する意味のある区別こそが重要だというのだ。」[1] ジョン・ロールズ:ハーヴァード大学哲学科教授。英語圏の政治哲学(法哲学)における「スタンダード」の1人。『正義の理論』1971年・(改訂版)1999年、『政治的リベラリズム』1993年・(増補版)1996年、など。『正義の理論』は1972年、ニューヨークタイムズ書評新聞が年間ベスト5に選定。 正義の二原理 [第一原理]各人は、平等な基本的諸権利・諸自由を保障する<じゅうぶんに
――小熊英二さん『〈民主〉と〈愛国〉』を語る(上) 『七人の侍』をみて、「これが戦後思想だな」と思った ■「つくる会」に対抗したかった ――小熊さんにこれだけの大著を書かせた動機はなんだったのですか。 ★前著の『<日本人>の境界』で戦後沖縄の復帰運動を書いたこととか、いろいろありますけれど、一つには90年代に「新しい歴史教科書をつくる会」が出てきたり、加藤典洋さんの『敗戦後論』をめぐる論争が盛り上がったりしたことです。私にいわせれば、あれは「戦争の歴史認識を論じる」というかたちをとって、「戦後という時代をどう考えるか」を論じていたといってよいと思う。「戦争」は「戦後」のネガであるわけですから、「あの戦争をどう位置付けるか」は、「戦後日本をどう位置付けるか」とイコールであるわけです。 しかし当時の私の知っている範囲から見ても、議論の前提になっている「戦後」の認識が間違いだらけだということが、
70年代 日本の障害者運動「青い芝の会」 ~自らを語る者たちが残したもの~ 総合政策学部4年 森谷真樹 s00925mm 1. 年表 ・57年 発足 「すべての脳性マヒ者[i]の更正と親睦の為の、社会福祉団体で脳性マヒのみんなが手をつなぎ踏まれても踏まれても青々と萌えていく芝のように立ち上がろうとする会」[ii] ・70年 運動は展開を見せる 横浜で、母親が2歳の障害児を殺す事件が起きる。近隣の住民や同じように障害児をもつ親らを中心に、減刑を嘆願する運動が起こる。 これに対し、青い芝は、減刑反対の運動を起こす。福祉政策が不十分であることが障害児殺しの正当化にはならないし、そこで言う福祉自体が隔離・管理という形での障害者棄民政策に他ならないと彼ら/彼女らは主張した。[iii] これ以後、青い芝の運動は大きく、過激になる。 ・72年 優生保護法[iv]改正に反対 「胎児が重度心身障害を持つ可能
小熊研Ⅰ『人種・国民・階級』コメント ウォーラーステインの世界システム論 総合政策学部二年 高井佳奈子 s01514kt@sfc.keio.ac.jp ◆ イマニュエル・ウォーラーステイン 1930年生まれ。アメリカの社会学者・歴史学者。1947年にコロンビア大学に入学。1955年、アフリカに留学。1958年、コロンビア大学の教職につく。1971年、カナダのマギル大学社会学部へ。1973年、米国アフリカ学会の会長に就任。1976年からニューヨーク州立大学社会学講座主任教授およびフェルナン・ブローデル・センター所長を兼任。 ・世界システム論とは 従属理論の発展。アナ-ル派の影響。構造機能主義。マルクス主義。 Ⅰ「世界システム」の分類 ・ 「世界帝国」・・・世界システム全体が政治的に統合されている。システム全体を支配する一つの政治機構が成立している。統治のためのコストが高い。(
2003年度春学期 小熊研究会Ⅰ最終レポート 7月28日(月) 『ジェンダー・トラブル』まとめ ― フェミニズムの系譜学 ― 総合政策学部3年 福永 玄弥(70107636; s01763gf) ■ 目次 0. はじめに 1. 『ジェンダー・トラブル』を読む 1-1. セックス/ジェンダー/セクシュアリティ 1-1-1. ジェンダー ―― 現代の論争の不毛な循環 1-1-2. 異性愛のマトリクス ―― 理解可能なジェンダーと理解不能なジェンダー 1-2. 異性愛のマトリクスの生産 1-2-1. 構造主義 ―― 近親姦タブーと異性愛主義の生産 1-2-2. 精神分析 ―― フロイトと同性愛の忘却 1-3. 攪乱的な身体行為 1-3-1. ミシェル・フーコー ―― 法の機能と攪乱の可能性 1-3-2. ジュリア・クリステヴァの戦略 ―― 「原記号界」による「象徴界」の攪乱 1-3-
次に、雑誌記事の選定基準について述べる。雑誌記事の選定基準に関しては、新聞記事のような見出しによる選定ではなく、大宅壮一文庫文庫目録(1988~2000)の分類基準である「独身男性の生態」に適合したものの中で、1980年~2000年の間に発行された雑誌記事を選定した。その結果、記事件数は全部で90件となった。(記事件数の年代別内訳は、次のページの表を参照。)なお、「男性シングル」に言及している記事もこの中に含まれている。したがって、この90件の記事を本研究の分析対象とする。 ところで、後の本論では、「独身男性」に関する言説の変動を調べる目的で、本論の構成方法に時系列分析を採用している。その時系列区分は、「『シングル』という言葉が導入される前(1980年前半)」「『シングル』が独身の男性に適用され始めた時期(1986年~1990年)」「『シングル』を独身の男性を名指す言葉として一般的になった
慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業論文 2005/04/10 マンガ表現における児童ポルノ規制問題の基礎研究 伊藤 尭 慶應義塾大学総合政策学部4年 学籍番号 70100935 [本稿の要約] 我が国では1999年に児童買春・児童ポルノ禁止法が施行されたが、その前年に提出された同法案には「絵」が規制対象に含まれていた。この「絵」という文言にはマンガ表現が含まれる可能性が秘められている。マンガ表現における児童ポルノは法規制を受けようとしていたのである。また同法改正を経ることで、今現在も法規制を受ける可能性は残っている。このことを本稿では「マンガ表現における児童ポルノ規制問題」と名付け、それに対する世論、規制推進派、規制反対派、購買者の立場の分析を行っていく。 第一章ではこの問題の概要と、90年代前半に起きた有害コミック問題との接点
小熊研Ⅰ『母性という神話』コメント ~近代日本の母性の発明~ 総合政策学部3年 青木智子 s00016ta@sfc.keio.ac.jp ◆発表について バダンテールはフランスにおいて母性が女性に備わっている本能ではなく、社会に創造されたものであることを、実証した。では近代日本における母性に関しては、それがどのような過程で“本能”として社会的に創られてきたのか。それを本コメントの中で明らかにしていきたいと思う。 Ⅰ.母性神話の形成 ◆ 明治政府と国家の政策 ・富国強兵策 …「軍国の母」と女性をたたえ、良妻賢母主義による女子教育論が台頭。 ⇒高等女学校令、女子教育の振興 「女訓書」の変容。実践的洋風化を図る。 ・西欧的家庭(ホーム)イデオロギーの称揚 西欧的概念である、清浄さ、無垢さを強調するリスペクタブルな道徳の守護者として “家庭”母は道徳を伝える存在。 親子関係において恩や孝と
The Japanese Society for History Textbook Reform has attracted attention in recent years for its stance, which takes a positive view of Japan's role in the conflict in East Asia before and during World War II. This movement frames its views in opposition to progressive intellectuals and the bureaucratic elite, but the lack in modern society of a consensus has roots in the fall of socialism accompa
小熊研究会2 社会学を学ぶ 第3回 環境情報学部4年 雨宮 郁江 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 マックス・ヴェーバー 1 ヴェーバー (1864-1920)の時代背景と環境 アカデミズムにおける社会学。学問的体系化と科学的スタイルの要請。普遍的法則への疑問と社会学の対象の再検討。 ①他の社会諸科学との関連、社会学固有の対象領域の明確化。アカデミズムでの市民権を。 ②目に見えない社会を把握するための目に見える対象の明確化。実証科学化への条件。 ・ヴェーバーの社会学=「理解社会学」(→『社会学の根本概念』) 「社会学とは、社会的行為を解釈によって理解するという方法で社会的行為の過程および結果を因果的に説明しようとする科学」(p.8)を指す。 「意味を目指す行為を解釈によって理解する」(p.14)社会学。 「社会学にとっては、行為の意味連関だけが把握の対象である。」
ランガージュ/ラング/パロール ●ランガージュ:コトバ シンボル化(抽象化・カテゴリー化・概念化)能力 言語を獲得する生得能力 ●ラング:言語社会制度 受動的・集団に存在・ランガージュを組織・社会的コード・構造 ラングは本当に社会的か? 言語の発生は? ソシュールは無視「諸言語の起源の問題は一般に認められているような重要性をもたない。そんなものは、存在すらしないのだから」(『一般言語学講義』) チョムスキーの理論 the man is tall → is the man tall? the book is on the table → is the book on the table? the man who is tall is in the room →○ is the man who is tall in the room? →× is the man who tall is in
教育の新自由主義的改革の概観 【目次】 Ⅰ はじめに Ⅱ 教育における新自由主義的改革の時代背景 Ⅲ 教育における新自由主義的改革の中身 Ⅳ サービス産業、情報化と教育における新自由主義的改革 Ⅴ おわりに これからの教育の試論 ※参考文献の『現代思想2002年4月号』からの引用は、(筆者、2002現代思想)と略記することにする。また、『論争・学力崩壊』に関しては、(筆者、学力崩壊)と略記する。その他の文献に関しては通常通り、(著者、発行年度)とする。 【Ⅰ はじめに】 本論では、教育の新自由主義的改革を取りあげる。本論では、まず教育の新自由主義的改革の時代背景を概観し、そして教育における新自由主義的改革の中身を概括する。なお、今回取りあげた参考文献の大半は、教育の新自由主義的改革に警鐘をならしたり、手ぬるいと批判するものが殆どであるが、本論とは目的が異なるため、骨格を成すための引用にとど
小熊研究会Ⅰ 最終レポート ~『敗戦後論』と『戦後責任論』を読んで~ 総合政策学部3年 70108602 松本 純平 1、はじめに 私は、この研究会Ⅰの最終レポートにおいて、学期中に研究会の中で発表をした、加藤典洋氏と高橋哲哉氏による「歴史主体論争」を取り上げてみたい。このレポートにおいて、まず加藤典洋氏の『敗戦後論』における主張の論点を、次に高橋氏の『戦後責任論』における主張の論点をまとめ、その後、論争部分の検証と、歴史認識問題そのものについて考えていきたい。 2、加藤氏の主張 まず、加藤典洋氏の主張の論点の整理をしたい。加藤氏によると、戦後において、日本社会は人格的に紳士的で、温和なジキル氏と、怖い殺人鬼のようなハイド氏に分裂してしまった。日本の社会の中で改憲派と護憲派、保守と革新という対立をささえてきたのは、ジキル氏とハイド氏であり、細川内閣時に、「日本は間違っていた」という細川
男性に比べ、女性の参加人数は低い。2001年6月に二桁を記録するのみで、他は圧倒的に男性の姿が目立つ。フィールド調査で感じたことだが、女性でも主婦層はちらほらと見かけるのだが、20代の女性はほとんど見当たらなかった。史の会終了後の飲み会になると幹部のHさんと私以外の女性は参加していない。これは、時間帯が遅くなるため、夕飯や家事をしなければならない主婦の方たちは参加しづらくなるという理由があるものと思われる。 【社会的な立場別】 職業・社会的な立場で参加者の割合を見る。項目も多く、表では直感的にわかりにくいので、パーセンテージ表示のグラフで説明したい。なお、このデータは毎回取っているわけではない。1年に1度とっているものである。 半数近くが会社員(吉野論文の中では企業人、という呼ばれ方がされていた)である。多い順に定年後の人たち(リタイア)、主婦、学生となっている。2001年の7月は主婦の割
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