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大相撲中川部屋が幸区南加瀬に拠点を移し、先月下旬の秋場所終了後からファンの拡大に向けた地域活動を本格化させている。関取誕生と地域に愛される部屋づくりに向け、中川親方(元旭里)は意気込みを見せる。 中川部屋は昨年10月、川崎区にあった春日山部屋の閉鎖を受けて誕生した。当初は川崎区大師河原にある20代春日山親方(春日富士=故人)が所有する施設を使っていたが、今年6月に幸区南加瀬に移転。名古屋場所終了後の7月下旬に稽古場が完成し、秋場所に臨んだ。 現在、幕下の種子島をはじめ9人の力士が所属。秋場所ではこのうち5人が勝ち越した。「やっと落ち着いて稽古できる環境となった。力士たちはこれから力を発揮してくれるはず」と中川親方は期待を込める。一日も早い関取の誕生を目標に掲げ、将来の有望株の発掘にも力を注ぐ。 秋場所終了後には、幸区役所へ表敬訪問。今月2日には、南加瀬町内会関係者を招き、ちゃんこパーティー
イオンリテール株式会社が運営する「イオンつきみ野店」が、来年2月下旬から一時休業し、建て替えられる。営業再開は2019年秋の予定。新店舗も引き続き同社が運営するが、コンセプトなど新店の詳細は未定。 「多様なニーズに応えるため」 一時休業、建て替えに踏み切った理由として、同社は「イオングループ全体で地域の消費者の多様なニーズに応えるため」とした。現在、近隣にはイオンモール大和(下鶴間)やイオン大和店(高座渋谷)がある。さらに、来春には座間市広野台に大型ショッピングセンター「イオンモール座間」の開店が控えており、今年に入ってから一時休業と建て替えが検討されていた。 同店は「つきみ野サティ」として2000年11月にオープンし、11年に「イオンつきみ野」に店名を変更。市内唯一の映画館「イオンシネマつきみ野」や大型スポーツ店などがあり、年間約350万人が来店している。 建て替え後も同社が運営するが、
落札者が提案したJR関内駅側から見たメインアリーナの外観図。奥の建物はホテルや飲食店などの民間施設=横浜市提供 横浜文化体育館=中区不老町=の再整備事業について、横浜市は9月14日、入札の結果(株)フジタ=東京都=を代表企業とする19社のグループを事業者に決めた。民間の資金やノウハウを活用して公共施設を整備する「PFI」方式を取り、設計・建設・維持管理・運営等の費用を含む落札額は313億3千万円。 「文体」の愛称で親しまれる横浜文化体育館。今回の再整備では現状の施設を建替えてメインアリーナに、道路を挟んだ旧横浜総合高校跡地にサブアリーナを新設する。 落札事業者が市に対して行った提案では、メインアリーナは地上3階建て。客席数は最大約5000席となり、バスケットボール・Bリーグが1部リーグの本拠地に求める基準を満たしている。コンサート開催時などは、客席の一部がステージとなる。ケータリング等が可
藤沢市用田に本社工場を構える株式会社ニッセイエコはコミュニケーションロボット「Pepper」がお経を読む「ロボット導師」を開発した。8月23日から東京で開かれていた「エンディング産業展」で数多くのメディアに取り上げられるなど注目を集めている。 ロボット導師はソフトバンクロボテックスの人間型ロボット「Pepper」が、葬儀や法事などの場で希望の宗派に合わせ読経するというもの。 同社グループに属していた故社員を供養する、春と秋の物故者慰霊祭で、同社のIT技術により案内係としてエントランスに設置されていた「Pepper」に読経させたことが始まりとなり、菩提寺が無い人や檀家の制度にとらわれたくないなど、葬儀に関する様々なニーズに応えられるのではないかと、今年3月から開発を続けてきた。 担当者は「手の動きと読経のリズム、声の抑揚を付けるのに苦労した。住職の監修で作成し、多くの話を聞けたことが励みにな
川崎区日進町にある川崎ルフロン内の「丸井川崎店」が2018年1月、閉店する。同店を運営する株式会社丸井グループが5月11日、決算発表の中で明らかにした。 同店は川崎ルフロンのテナントとして、バブル期の1988年にオープン。最盛期の売り上げは1991年度で169億円に達したが、その後、徐々に売上高が減少し、2016年度はピーク時の8割減となる39億円まで落ち込んだ。 ラゾーナ川崎プラザが2006年に開業したことなどによる売り上げ不振が続き、売り上げ改善が困難なことから閉店に踏み切った。 川崎ルフロンはリニューアル予定 川崎ルフロンを持つ日本リテールファンド投資法人は、核テナントである同店の撤退を機に、川崎ルフロンのリニューアルを予定している。 市経済労働局商業振興課は「30年近く市民の方に親しんでいただいている施設。川崎の玄関口として賑わいを作っていただき、市街地活性化に多大な功績を与えただ
子どもの発達障害の初診までにかかる待機期間が全国的に課題になっている。市内では民間の医療機関でも診察を行っているが、横浜市が設置する8カ所の地域療育センターでは初診までにかかる平均待機期間は3・4カ月。最も長い東部地域療育センターは4カ月という。発達障害の認知が広がる一方、診断できる専門医が不足していることが背景にある。 発達障害は、脳の発達が通常と異なるためにコミュニケーション障害などの症状が幼児期から現れるもの。自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害などに分類される。 地域療育センターは、子どもの発達障害などの「早期発見・早期治療」を目的に1985年から方面別に設置され、現在市内に8カ所ある。0歳から小学校期が対象で、医師による障害の診断、専門家による療育相談支援、親子同士の交流の場作りなどを行う。 2015年度の全施設新規利用者は3944人。05年度の2037人から約2倍に
約半世紀にわたって親しまれてきた走水海水浴場=写真=が今年から閉鎖される見通しとなった。海水浴場を開くには県の条例で定められた更衣休憩所などが必要だが、その役目を担っていた海の家が横須賀市から建築基準法に基づく指導を受け、全軒廃業を決めたことが理由。海の家の経営者らは「残念だが仕方ない」と苦渋の決断を下した。 市が指摘するのは仮設建築物の許可基準について。海の家は条例で夏季のみ許可されており、シーズンが終わると建物を撤去しなければならない。逗子市などでも同様の条件で行っているが、走水では長年、漁具の置き場などとして、撤去せずに建物を残していた。 海の家経営者らで組織する走水海岸観光組合の富永正樹会長は「ここは観光客より市内から訪れる人が多い。市民のためにも存続したかったが」と肩を落とす。指導に従い、毎年ごとに設置と撤去を行うとこれまでの2倍の経費がかかり、採算が取れないという。2010年に
神奈川中央交通株式会社は、バス路線として横浜市内で初めての乗り継ぎ割引を3月26日からスタートさせた。栄区上郷町の「紅葉橋(もみじばし)」バス停での乗り継ぎが対象で、ICカードの利用で適用される。 同社では地域からの要望を受け、約5年前から今回の割引制度を検討してきた。当初は新規路線を求める声があがっていたが、実現は難しく、代替案として既存の路線を活用した割引制度の実施に至った。 割引が適用されるのは、環状4号線の神奈中車庫前交差点と上郷交差点の間にある「紅葉橋」バス停での乗り換え。現在、同バス停には栄区の庄戸や野七里方面と港南台駅や大船駅を結ぶ路線などが運行し、同バス停を通る全ての路線が割引対象となる。 割引はICカード「パスモ」「スイカ」を利用した時のみに適用され、現金・定期券・回数券などでの利用時は適用されない。1台目のバスに乗車して運賃を払った時間から90分以内に同バス停で乗り継い
横浜市営地下鉄ブルーライン=写真=のあざみ野駅から新百合ヶ丘駅までの延伸について、横浜市は2018年度末までに事業化を判断する考えを明らかにした。2月22日の市会第1回定例会で林文子市長が市議の質問に答えた。 延伸はあざみ野駅からすすき野付近を通り、新百合ヶ丘駅まで6Kmから7Kmほど。事業化すれば横浜市と川崎市の拠点を結ぶことになり、広域的な首都圏の鉄道ネットワークを担う路線となる。災害時に輸送障害が発生した際の代替経路となることや、川崎市北部・多摩地域と横浜が乗り換えなくつながることで、新横浜や羽田空港へのアクセス向上も期待される。 市都市整備局は以前から基礎的調査を実施しており、17年度予算案でも1000万円を計上する。加えて来年度は新たに市交通局も事業候補者として検討調査を実施。予算案に1億円を計上している。 交通局は17年度、18年度の2カ年にわたり、鉄道事業者の視点で地下鉄本体
港南図書館(港南区野庭町125)が今年で開館30周年を迎え、利用者目線に立った工夫を取り入れている。市立図書館全体の利用者が緩やかに減少するなかで、飲食スペースの新設や会議室の開放など、「より使いやすい図書館」を目指して利用拡大をねらう。 市立図書館は1区1館主義のもと市内に18館が設置され、港南図書館は11番目の図書館として1987年1月21日に開館した。延べ床面積は2番目に小さく、駐車場の保有は身障者用の1台のみ。小規模な図書館で、他区のように地区センターや公会堂といった公共施設と隣接していない単独館となっている。 それらの要因もあり、年間の入館者数は市内で最も少ない21万1533人(2015年度)にとどまる。一方で、利用者1人当たりの貸出冊数は2・89冊で、市内平均の1人当たり2・87冊を上回る利用がある。 利用者利益を優先 30周年を機に港南図書館では、利用者目線に立って2つの利用
町田市や市議会、商工会議所ほか各種機関・団体からなる「多摩都市モノレール町田方面延伸促進協議会」のシンポジウムが1月31日、町田市民フォーラム3階ホールで行われ、関係者や地域住民など、定員いっぱいの188人の参加者が受講した。 「モノレールのある暮らし」をテーマに行ったパネルディスカッションでは、芝浦工業大学大学院客員准教授の山下良久氏と日野市商工会理事の小林昭治氏、石阪丈一町田市長が活発な意見交換を行った。その中で山下氏は町田駅周辺について、「小田急・JRの乗り換えは問題。モノレールはその両方にアクセスしやすくしないと。またバスターミナルも分かりにくいという声がある。沿線の魅力を住民が活かす『MYレール』意識の醸成を。行政と住民が一体となって取り組むことが重要」と意見を述べると、小林氏も高幡不動駅での実績をもとに「各団体が大声を上げて、地域住民を巻き込んだ方が良い」とアドバイスした。 町
小田原市が進める小田原駅東口お城通り地区の再開発で、広域交流施設ゾーンの整備を行う事業者に、市内栄町の万葉倶楽部(株)が優先交渉権者として選出された。施設は、2019(平成31)年中頃の完成を予定している。 ラスカ小田原と市民交流センターUMECOの間に建設する広域交流施設ゾーンの整備にあたり、11月中旬までに4事業者が企画を提案。12月16日に市役所でそれぞれからプレゼンを受けた選定委員会が審査し、26日に優先交渉権者を発表した。 事業計画予定地は約6000平方メートル。市は、ホテルの客室をはじめ図書館や子育て支援機能を持つ公共施設と、商業、コンベンション機能を併設する実施方針を示し、事業提案を募集していた。 万葉倶楽部の提案は、1階に大型バスの待機所を設けることで、「『藤棚』で降りて小田原城を見学した人が、駅周辺を回遊してバスに戻ってきてもらえれば」と地域経済の振興を目指す内容だった。
中区と南区にまたがる「吉田新田」は、2017年で完成350周年を迎える。10年以上におよぶ難工事の末に完成した干拓地は、時代の流れとともに水田から町へと姿を変え横浜開港の礎となった。また、難工事ゆえに”おさん伝説”さえ生まれ、今日に語り継がれている。そこで、吉田新田の歴史的背景に詳しい、横浜開港資料館=中区日本大通=の斉藤司主任調査研究員に話を聞いた。 謎1 なぜ横浜で新田開発? 吉田新田は、現在の日枝神社=南区山王町=を頂点に大岡川と中村川に囲まれた釣鐘形の土地。もともと大岡川が注ぐ入海だったところを、江戸の石材・材木商の吉田勘兵衛が中心となって埋め立てた。 新田工事は1656(明暦2)年に始まり、大雨で潮除堤が壊れるなど困難を極めたが、10年余りかけ1667(寛文7)年に完成する。 斉藤さんによると、江戸幕府誕生(1603年)にともない江戸の町は急成長、そのような時代において石材・材木
生田地区の五反田川に地元自治会が先月20日、錦鯉など800匹を放流した。自治会のメンバーや近隣住民らが魚見橋や川沿いからバケツを下げ、川に放たれた魚を見守った=写真(おさかなポスト提供)。放流に協力したのは、飼えなくなった魚やカメを引き取っているNPO法人おさかなポスト(山崎充哲代表)。 この催しは、川をきれいにして川沿いを散歩する子どもたちの目を楽しませてあげたいと、五反田自治会が3年前から主催しており、これまでに4000匹以上の錦鯉や金魚の稚魚を放流してきた。 ただ、同会の吉田輝久会長は「これまでかなりの数を放流してきたが、なかなか定住に結びつかない」と課題を語る。 五反田川は麻生区細山地区を源として多摩区枡形で二ヶ領用水本川に合流する。その大半がコンクリート護岸のため、草の生えた魚が隠れる場所が少なく、カワウに食べられてしまったり追われて下流に逃げても魚道がなく戻ってこれないなど、魚
大和市の図書館などが入る文化複合施設「シリウス」が11月3日、大和駅前の複合ビル・YAMATO文化森内(地下1階、地上6階)にオープンした。図書館は西側の1階から5階の全てにあり、全館で本が読めるようになっている。座席が約800という県内一の数を誇る新スタイルの図書館を探訪した。 ビル全体の90%以上を占めるシリウスには、図書館、生涯学習センター、屋内こども広場や芸術文化ホールなどの施設が入っている。 来場者数は3日が1万5695人、4日1万1228人、5日1万4002人、6日1万2919人で、オープン4日間で5万3千人を超える人が訪れた。 シリウスがあるのは、かつてマンション建設計画などがあった、大和駅東側第4地区の再開発ビル。 「23万人の都市に欠落していたのは文化施設だった」と大木哲大和市長は話す。文化の複合施設を作ろうと2009年にプロジェクトがスタートした。なかでも力を注いだのが
(PR) 本紙記者が「美肌専門サロン」に潜入取材 肌そのものを美肌に変える真皮ケアサロン 真皮ケア60分3240円(税込)+酸素カプセル(無料)を体験 オープン以来、20代から60代まで幅広い年齢層の女性たちが足繁く通う「ファミリー美肌サロン」。実は、都内で働く同業者のプロたちも御用達だという。そこで今回は、本紙の女性記者が真皮ケア・全身コラーゲンコース3240円(税込)を体験。その魅力に迫った。 取材に訪れたのは、記者のサカモト。仕事柄、炎天下での取材や営業回りが多く、夏場の肌ダメージが気になっていたという。日頃から様々なサロンに足を運ぶ彼女だが、都内の高級サロンにしかないような最新鋭のコラーゲンマシンや酸素カプセルを前に「すごい」と感嘆の声が。 洗顔後、いざ施術。まずは最新マシンでピーリング、ポレーション、リフトアップを30分間、体感した。特にイオン導入の20倍の効果があるポレーシ
11月3日(木)の文化の日を中心にした2週間は読書週間。現在秦野にも、多くの市民に愛され利用されている市立図書館(平沢94の1)があるが、戦後間もない頃「アメリカ図書館」または「かまぼこ図書館」と呼称された図書館が本町小学校近辺にあったという。 秦野の図書館の歴史を調べると、1950(昭和25)年11月に、米軍から払い下げられたカマボコ兵舎型建物のアメリカ秦野図書館が開館(蔵書867冊)した、とある。 秦野市史によると、軍政部に促され町立図書館を建てることになり、軍政部により建築。1年間軍政部で管理後、当時の秦野町へ払い下げられたとあり、小規模なCIE(GHQの部局の一つ、民間情報教育局)図書館の寄贈があった。 県内には、逗子や大船などにも同様の町立図書館があった。秦野の開館1年前、鎌倉・長谷の高徳院境内、大仏像の裏側辺りに「神奈川軍政部インフォメーションセンター第四号」が開館している。ア
障害者が企業でさらに活躍できる環境づくりを―。 川崎市の健康福祉局障害者雇用・就労推進課がこのほど、冊子「障害者の活躍を生み出す働き方をつくるパターン・ランゲージ」を発行した(ソフトカバー21cm×21cm・80頁)。 今年4月改正の「障害者雇用促進法」で、事業主の障害者に対する差別の禁止及び合理的配慮の提供義務が規定されることを受けて制作した。 発行の準備を開始したのは、昨年の12月から。「現場の生の声」を活かそうと、障害者雇用の経験のある企業、企業で働く障害者、雇用をサポートする支援者など17人にインタビューを実施した。そこから障害者の活躍を生み出す30のパターンを「ことば」としてまとめたという。 例えば「ウェルカムサイン」という項目。障害者の孤立した雰囲気を解決するためにはどうしたらよいか?チームの一員として一緒に働いていく雰囲気をつくりだすためのアドバイスが示されている。 「単なる
あす7月29日(金)から全国で公開される映画「シン・ゴジラ」に港南区と隣接する磯子区洋光台の街並みが登場する。地元では映画とのタイアップイベントを企画し、映画の盛り上がりを後押しする。 シリーズ第29作目となる東宝映画「シン・ゴジラ」。脚本・総監督は「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として有名な庵野秀明さん。長谷川博己さんや竹野内豊さん、石原さとみさんらが出演する。 洋光台が撮影地の1つに決まったのは昨年7月ごろ。庵野さんから指名され、地元では映画を通じて広く街を発信し、街の魅力も高めていこうと協力することを決めた。ロケは昨年9月13日に行われ、地域住民らも多くのエキストラとして参加。同地区で団地再生事業に取り組むUR都市機構のサポートも受けながら撮影が進められた。 作品内に「洋光台」という名前がテロップで表示され、エンドロールには撮影協力として「洋光台まちづくり協議会」の名前も流れるという
小田急「向ヶ丘遊園駅南口」と東急「たまプラーザ駅」(横浜市青葉区)を結ぶバス路線の社会実験を、川崎市交通局と東急バス(株)が8月から半年間行う。沿線住民やバス利用者への調査などを踏まえ、来年4月1日から本格運行できるか検討を進めていく。 実験期間は8月1日から来年1月31日で、路線距離は6・32キロ。日中の買い物客を照準に、平日は午前11時から午後4時に8往復、土休日は午前10時から午後6時に12往復を、平均40分間隔で運行する。 市交通局は「向ヶ丘遊園駅前はターミナルが狭く、新たなバスの導入は難しいとされてきたが、市内からたまプラーザに行きたいという声もある。新たな需要の掘り起こしになれば」と期待を込める。 実験では市と東急のバスを同じ便数ずつ、交互に運行する。期間中にアンケート調査や利用実態調査を行い、結果を検証。採算面など事業性を検討し、導入に向けた運行ダイヤを判断する。市は、来年2
「本が泣いています」―。水濡れや落書きで貸出できなくなる破損本の被害が減らない。緑図書館では破損本の現状や修理ボランティアの活動を紹介する展示を開催し、マナー向上を訴えている。 約12万冊の図書を所蔵する緑図書館では、昨年度約8千冊の書籍を除籍(=登録抹消)。うち約6千冊が破損などの理由で貸出しに耐えられなくなった本だった(経年劣化を含む)。 減らない被害 破損本には雨水などに濡れた「水濡れ」や「落書き」「書き込み」、ペットの噛み跡による被害など様々なものがあり、図書館では可能な限り修理して再利用することにしているが、程度がひどいものは廃棄処分となる。こうした破損本は年間を通じ発生し、その数は減っていないのが現状だ。 特に梅雨シーズンは雨濡れ被害などが発生しやすく、一度濡れた本は「カビやしみ・しわが発生し、乾いても再利用が難しい」という。同図書館ではこの機会に被害の現状を知ってもらいたいと
「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」そんな衝撃的な表紙に度肝を抜かされる話題のマンガ、『このマンガがすごい!comics翔(と)んで埼玉』。30年も前に誕生した作品だが、「埼玉ディス(叩き)が面白すぎる」とネットから火がつき、昨年12月に宝島社から復刊。55万部を突破する異例のヒットとなった。作者である中区在住の漫画家、魔夜峰央(まやみねお)さん(63)に話を聞いた。 魔夜さんに今の率直な気持ちを聞いたところ、「30年も前のマンガが今更。一体何が起こっているのか…」とやや困惑した様子。 同作は、都民から埼玉県民がとことん虐げられる内容。表紙のくだりはまだ序の口で、通行手形がないと埼玉から東京に行けない、学校では埼玉県民のクラスを隔離、高級百貨店をうろつくと埼玉狩りされる、埼玉特有の伝染病「サイタマラリア」が発症する…と、強烈な埼玉ディスが。当時、地元の新潟県から編集者にすすめら
現在のパークウェイ料金所付近〜鞍掛山結ぶ 「箱根や伊豆を眺望でき関東一帯の景観をほしいままにできます」――箱根随一の富士眺望などをキャッチフレーズにした湯河原ロープウェーが開通して今年で50年になる。現在のパークウェイ料金所付近と鞍掛山(標高1004m)との間をゴンドラが行き交ったが、夢の空中散歩はわずか8年間でその幕を閉じた。写真や書籍もなく、その存在を知る人は少ない。 町長がテープカット 湯河原ロープウェーは伊豆箱根鉄道(株)によって建設され、昭和41年に開通。湯河原峠駅とくらかけ山頂駅を5分間で結び、料金は往復おとな180円だった。当時は箱根ロープウェイ(昭和34年)、駒ケ岳ロープウェー(昭和38年)に次ぐ3番目の箱根地域のロープウェイとして注目を集め、町内も紅白幕や日の丸がはためく祝賀ムードに包まれた。開通式では湯河原小学校の鼓笛隊が演奏するなか八亀町長がテープカット。「東にターン
多摩市域の風習や伝統などを調べるボランティア団体「多摩くらしの調査団」はこのほど、関戸で農業を営む井上正吉さん(97)宅で「これまで見たことがない」という白菜のような野菜を発見した。この野菜は、井上さん宅で代々自家用として栽培されてきたもので、現在、同調査団の依頼を受けた明治大学農学部野菜園芸学研究室で遺伝解析が進められているという。結果によっては、多摩特有の在来品種の発見につながるものと期待がかかる。 多摩くらしの調査団は、日々の活動の一環として市内の農家で昔の作物の品種や、その入手方法などの調査を進めていた。その際、関戸で代々農業を営んでいる井上さん宅を訪問。調査団の一員で多摩市文化振興財団の自然担当学芸員・仙仁径さんは「コマツナ」と紹介された野菜に目が留まったという。一般に販売されている「コマツナ」のような濃い緑色ではなく、明るい緑で、しゃもじのような形をした大きな葉だったことから「
国内の交通政策を調査・審議する国土交通省の「交通政策審議会」で7日、答申案が公表され、小田急多摩線(以下多摩線)唐木田駅から上溝までの延伸計画が今後めざすべき首都圏鉄道の実現に向けて「意義ある事業」と位置付けられた。多摩線延伸を求め要望活動をしていた関係者からは、悲願達成への大きな一歩となったことで、喜びの声が上がっている。一方、実現に向けては自治体間での費用負担や、採算性の面で解決すべき課題が残されており、今後の動向が注目される。 今回示された答申案では、今後の都市鉄道について、国際競争力強化や街づくりとの連携などの視点が必要と分析。前回の2000年の答申では各事業を格付けし整備の優先順位を付けていたが、今回格付けは実施されず、各自治体から数多く提案された事業案の中から、分析結果に合致する24事業を事業実施の根拠となり得る「意義ある事業」として位置付け、多摩線延伸はその中の一つに盛り込ま
海老名市は、昨年9月に廃止した「自動車文庫」に代わる取り組みとして、中央図書館への送迎車両「図書館へ行こう号」の試験運行を2月22日から29日に実施する。期間中の利用者状況などを検証し、今後の事業展開を検討していく。 送迎車両は自動車文庫が巡回していた地区から中央図書館へ運行する。今回の取り組みでは、市内4地区で発着日時と場所が指定されている。 各車両は先着8人の申込み制となっており、無料で利用することができる。予約開始初日から、早くも高齢者や子育て世代の申込みが入っている状況だという。 担当の市教育指導課(【電話】046・235・4926)では「来年度で実施するかはこの結果を受けて、再度検討。有馬図書館への運行についても要望があれば考えていきたい」と話す。運行時間など詳細は広報などを通し周知が図られている。 また、同事業に合わせ、中央図書館ではこの利用者に対し、スタッフが館内を紹介するツ
「北鎌倉駅裏トンネルの安全対策協議会」が11月20日、山ノ内公会堂で開催された。 同協議会は、自治会関係者や地権者、近隣の学校関係者らが、JR北鎌倉駅に隣接する素掘りのトンネルの安全対策について話し合っているもの。 このトンネルをめぐって市は、剥落の危険などを理由に4月28日に通行止めを決定した後、8月21日、開削(岩そのものを切り崩す)工法によって安全対策を実施することを決めた。市議会9月定例会で、関連する予算を含む補正予算案が可決されている。 この日の協議会では、主に開削を実施した後の景観を、周囲と調和させる方策について話し合いが行われた。市からは【1】のり面をコンクリートの枠で抑える【2】のり面の岩肌を残す【3】のり面を緑化する、という3案が提案された。 話し合いの結果、「より周囲の景観となじむ」などの意見が多く、【2】の岩肌を残す案が賛成多数で採択された。 市はのり面の傾斜を宅造法
深沢で40年以上地域に親しまれた書店が昨年春、惜しまれながら閉店した。それから1年半。同じ場所に同じ店名を受け継ぐ「ブックスペース」がオープンした。運営するのは前店主の親族。書店としての「場所の記憶」を活かしながら、本を通じて人と人がつながる新たな拠点作りを目指している。 「ブックスペース栄和堂」は11月16日、深沢行政センターそば(常盤60)にオープンした。店内には小説からビジネス書、スポーツ雑誌など様々なジャンルの本が並ぶ。「コンセプトは本棚に囲まれたカフェ&バー。コーヒーやお酒を楽しみながら、ゆっくり本を楽しんでほしい」と店長の和田淳也さん(31)は笑う。 同店では本の販売や貸し出しをしない。代わりに、ユニークな仕かけを用意している。その一つが、読みかけのページに挟むことができる専用の「しおり」。和田さんは「ジブリ映画の『耳をすませば』ではないですが、よく同じ本を読んでいるな、と気に
メカニックデザイナーで23日まで記念艦「三笠」で原画展を行っている 宮武 一貴(かづたか)さん 本名 渡邉 一貴さん佐野町在住 66歳 未来のメカの創造主 ○…戦艦、要塞、パワードスーツ…。自身が描くデザインには、正確性と緻密さ、なにより「少年の胸を熱くさせるカッコよさ」が備わっている。アニメやゲーム、小説の挿絵など、手掛けたメカニック作品は数えきれない。現在、個人としては初の原画展を開催している。通っていた小学校の近くにあり、毎日のように訪れた記念艦「三笠」。「その艦内でできるなんて、まるで”恩返し″だね」。 ○…海自横須賀基地で商いをする祖父に連れられ、護衛艦に乗船したことがあった。6歳の自身の何百倍もの大きさ。触れるとエンジンの震動が体に伝わり「まるで生きているよう」と衝撃を受けた。得意だったイラストに起こすようになると、”中”がどうなっているかが気になり始めた。構造を知るため、オー
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