携帯やスマートフォンによる決済は日本が先行していたはずですが、世界市場では、アップルとサムスンの両巨頭が覇権を争って、米国、ついで中国で激突がはじまっています。スマートフォンも市場の成長期が過ぎ、主戦場がハードからサービスに移ってくるなかでは、決済システムは手数料を稼げるビジネスなので、どこが主導権を握るのかで収益力にも差がついてきます。 スマートフォンは、市場の成長鈍化、追い上げてくる中国メーカーとの競争激化の時代にはいってきています。サムスンはその影響を大きく受け減益が続いていました。しかし、昨年下期の決算を見るかぎり、ようやく変化への対応ができ、2016年は出荷台数を前年比で約12%減らす計画です。 そうなると、成長の種として、いよいよ「アップルペイ」と対抗する「サムスンペイ」の普及に注力してくることになります。アップルも同様で、ながらくイノベーションがないために成長力にも限界がでて
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