4月から小学5、6年で必修となる外国語活動(英語)について、学級担任の68%は指導に自信がなく、62%が負担を感じていることが15日、ベネッセ教育研究開発センターの調査で分かった。 背景には研修の不足がうかがえ、センターは「教材の開発や準備の時間が圧倒的に不足している」と分析している。調査は昨年7~8月、公立小8千校を無作為抽出し、5、6年の学級担任2326人と教務主任2383人が答えた。 調査結果によると、担任の81%は英語授業が「うまくいっている」と答えたが、指導に自信があるのは32%にとどまった。自信がない担任は「全く」(12%)と「あまり」(56%)を合わせると68%に上る。 平成21年度から昨年夏までの校内研修時間を尋ねると平均6・8時間で、20%が「ゼロ」と答えた。