ARMがCortex-M0+という省電力CPUを発表した。これはバッテリー駆動の家電製品に搭載して消費電力などを制御する物のインターネット(IOT=Internet of Things)のコアとなるものだ。 家庭内で省電力のスマートセンサーやスマート家電を結ぶネットワークの中心になるのは、スマートメーターである。たとえば夏場に電気料金が上がったら、スマメからWi-Fiなどで家電に信号を送り、空調の温度を上げたり照明を切ったりすることができる。 このようなIOTにつながる機器は、2020年には全世界で500億個に達すると予想される。一時期はやった「ユビキタス・コンピューティング」は幻に終わったが、電力供給に不安のある日本では、電力消費を数十%減らせるHEMS(住宅エネルギー管理システム)の需要は大きいだろう。 ところが先日の記事でも書いたように、日本のスマートメーターは電力会社ごとにバラバラ