オリンピック・パラリンピック2020東京大会に伴い東京ビッグサイト(東京都江東区)の利用が制限される問題について、9月29日に小池百合子都知事が記者会見で5月1日~5日に会場の一部をコミックマーケット(コミケ)関連で使えるよう関係者と調整をしていると発表しました(関連記事)。 2015年から反発の声があがってきたこの問題に、都知事が初めて公式の場で発言。企業側からは「一歩前進」と評価の声があがる一方、緩和策の内容には「焼け石に水」「全く抜本的解決にならない」と厳しい声が続出しています。10月3日、日本展示会協会(日展協)は「若干の緩和 『しかし、抜本的解決ではない』の声、高まる」という速報を公開しました。 東京ビッグサイト 数多くの展示会が中止に追い込まれ、1兆円以上の売上損失をもたらす試算もあがっている、“ビッグサイト問題”。今回の都が提示した緩和策はどれほど効力があるのか、いまだ残る課