2013年5月 放影研の「黒い雨」に関する見解を批判する 市民と科学者の内部被曝問題研究会 理事長 沢田昭二 沢田昭二_放影研の「黒い雨」に関する見解を批判する (14ページ,1004KB,pdf) 目次 はじめに 1.被爆者どうしを比較する放影研の欠陥 2.原子雲の形成と放射性降下物 3.放射性降下物による被曝影響 4.生物学的方法による放射性降下物による被曝線量推定 おわりに 註 はじめに 放射線影響研究所(放影研)は、その前身の原爆傷害調査委員会(ABCC)の寿命調査(Life-Span-Study、LSS)集団と呼ばれる被爆者に、ABCCが1950年頃に「黒い雨」に逢ったかどうか質問して、「Yes」と答えた被爆者と「No」 と答えた被爆者について、固形がんと白血病の死亡率と罹患率を比較する研究をしました。その結果、「Yes」と「No」の両集団の間に差が認められなかったので、2012