障害者権利条約と「合理的配慮」について 2010.4.10 2006(平成18)年12月13日、国連本会議において「障害者の権利条約」が採択されました。 障害者の権利条約が採択された国際的背景には、 世界的な人権意識の高まりとともに障害者自身や障害者団体の活動が活発化したこと、 これまでの障害者の人権に関する国連の「知的障害者の権利宣言」(1971年)・「障害者の権利宣言」(1975年) には法的な効力がなく、障害者に対する人権侵害が跡を絶たないことなどがあるようです。 <障害者権利条約のポイント> 障害者の権利条約の主旨として次のようなことが重要です。 ①「合理的配慮」により、障害者に実質的な平等を保障する。 ②意図的な区別や排除、制限だけでなく、意図的でない場合でも結果的に不平等になることは差別であるとする考え方。 ③障害(者)を特定せずに、社会参加ということを社
川島 聡 (Satoshi Kawashima) 2005年 新潟大学大学院現代社会文化研究科修了.博士(法学) 2007年 東京大学大学院経済学研究科特任研究員(2012年迄) 2012年 東京大学先端科学技術研究センター客員研究員 2012年 明治大学法科大学院教育補助講師 ニュース 2014年12月27日 「欧州人権条約と合理的配慮」『法律時報』87巻1号(2014年)56-61頁 2014年11月30日 「障害者差別解消法と合理的配慮」と題する講演を行いました (平成26年度HATOプロジェクト先導的実践プログラム部門「特別支援教育の多面的・総合的支援プロジェクト」 シンポジウム、愛知県産業労働センター) 2014年11月9日 「障害者権利条約と障害のモデル」障害学会第11回大会(沖縄国際大学) 2014年10月4日 立命館大学朱雀キャンパスにおいて:報告「障害者権利条約の
「染色体起因しょうがいじを育てているけれど、同じ番号の人とはめぐりあえない。」 「交流の場が欲しいけれど、見つからない。」 そんな思いを持っていらっしゃる方はいませんか? 私たち「染色体起因しょうがいじの親の会 Four-Leaf Clover(略称 FLC)」は、 何百分の一,何千分の一,何万分の一,何億分の一,何兆分の一の確率で生まれた 染色体起因しょうがいの我が子を抱え、 症例が少ないため地域の中でひとりを感じながら子育てをしてきました。 地域を越えて番号を越えて多くの染色体起因しょうがいじを持つ親御さんたちと 知り合い、染色体起因しょうがいという共通項で語り合いたいと思っています。 染色体起因しょうがいの番号も しょうがい状態も生活環境も合併症も違う中で出会い、 お互いの立場を認めた上で、一緒に悩んだり、慰めあったり、励ましあったり、 楽しんだり、・・時にはグチったり、情報交換等も
2012年7月12日 [国際事務局発表ニュース] 国・地域:イタリア トピック:強制立ち退き トール・ド・センチ・キャンプ。ロマの人びとは、劣悪な環境で生活している。(C) ローマ市は7月30日までにトール・ド・センチ・キャンプを閉鎖し、居住者を新たな収容所に移そうとしている。しかし、閉鎖の決定や新たなキャンプ設置場所の選定にあたって、明確な理由説明はなく、適切な安全策もとられていない。 いずれにしても、「トール・ド・センチ・キャンプを閉鎖する」という方針を当局は繰り返し主張しているため、キャンプの生活環境は深刻なまでに悪化し、協議はうまくいっていない。当局が住人に与える唯一の選択肢は、別のキャンプへ移ることだけだ。 当局は転居を望まない居住者に対する立ち退きの強要は、控えるべきである。キャンプ内の居住環境とインフラを十分に回復するよう居住者と協議すべきだ。 弄ばれる住民たち 「最初、私た
どんな障害児でも望めば地域の学校で学べるようになるのだろうか。中央教育審議会の特別委員会は及び腰の結論を出した。障害のある人とない人が支え合う共生社会実現までの道のりはまだ遠い。 全身の筋肉が衰えていく脊髄性筋萎縮症と診断され、人工呼吸器が手放せない名古屋市内の林京香ちゃん(7つ)がこの四月、地元の市立堀田小学校に上がった。
Chris Hedges 2010年11月2日 "Truthdig" アメリカの左翼というものは幻だ。バラク・オバマに、社会主義者というレッテルを貼るために右翼が捻り出し、自分たちの自己満足と不活発さを正当化するのに、リベラル層が利用しているのだ。この幻が、大企業権力に対する注意を逸らせてしまう。この幻が、国民の投票で、影響を与えることができる民主的な制度、政治綱領や国会議員の仕事という神話を永続させてしまう。これが、世界を巧妙に、左右に分裂したままに保つのだ。幻の左翼が、都合のよいスケープゴートとして機能している。右派は、モラルの低下と経済的混乱を、幻の左翼のせいにする。リベラル層は、“中庸”を呼びかけるのに、これを活用している。我々が馬鹿げたことを語って無為に過ごしている間も、大企業権力の機関は、本性を隠し、非情に、吟味もされずに、楽しく、国家をむさぼっている。 アメリカ政治における先
(2012年7月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 津波に見舞われた福島第一原子力発電所の事故を調査する委員会のトップ、黒川清氏は、この原子力危機の根本的な原因は日本文化の欠点にあると考えている。果たして本当にそうなのだろうか? この問いの答えは全世界にとって重要だ。福島第一原発では昨年3月に原子炉がメルトダウン(炉心溶融)を起こし、この四半世紀で世界最悪となる原子力危機に発展した。 同原発がなぜこれほど脆弱だったかを理解しておくことは、各地にあるほかの原発での事故を防ぐうえで極めて重要なことになる可能性がある。 事故の背景に文化的な欠点の兆候を見いだすのは容易だが・・・ 黒川氏は医学博士で、日本学術会議の前会長でもある。今回の災害が「日本製(メード・イン・ジャパン)」だったと主張するための弾薬には事欠かない。 黒川氏の率いる国会事故調査委員会はその最終報告書で、規制当局と電力業界が甘
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く