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ブックマーク / globe.asahi.com (7)

  • [Part1]改革なるか「バチカン銀行」 -- バチカンが患う病 -- 朝日新聞GLOBE

    円形が特徴の、バチカン銀行の建物 photo:Reuters バチカンの暗部といわれるのが、法王庁の資産を管理・運用してきた宗教事業協会、通称「バチカン銀行」だ。マフィアなど闇の世界の資金洗浄(マネーロンダリング)に使われているとの疑惑が絶えない。現法王フランシスコは、その改革にも取り組むが、文字どおり「命がけ」だともいわれる。 サンピエトロ広場に一歩足を踏み入れれば、そこはイタリア捜査当局の手の届かない別の国、バチカン市国だ。イタリアのマフィアや保守政治家にとって、税逃れの手段として「うまみ」がある。 バチカン銀行が生まれるきっかけとなったのは、1929年のラテラノ条約だ。独立国の権利を得るのと引き換えに広大な法王領を放棄した。その見返りにイタリア王国から賠償金として支払われた現金7億5000万リラが原資となった。 71年にバチカン銀行総裁となった米国人の大司教ポール・マルチンクスは、伊

    [Part1]改革なるか「バチカン銀行」 -- バチカンが患う病 -- 朝日新聞GLOBE
  • 模索続くシビリアンコントロール 役割増す自衛隊、「統制」の担い手は 朝日新聞グローブ (GLOBE)|Movers&Shakers―舞台裏を読み解く

    [第5回] 模索続くシビリアンコントロール 役割増す自衛隊、「統制」の担い手は 佐藤武嗣 Taketsugu Sato GLOBE記者 戦後日のシビリアンコントロール(文民統制)では、戦前・戦中の軍暴走の反省から「軍による国の安全」よりも「軍からの安全」に重きを置いてきた。 政治家は正面から「自衛隊」と向き合うことを避け、防衛官僚という文官に安全弁役を果たさせた。文官である背広組(内局)が制服組(自衛官)を抑え込むという意味で「文官統制」とも呼ばれる。 だが、01年の米同時多発テロ事件以降、イラク派遣など自衛隊海外での活動が活発化するなか、「文官統制」のあり方を見直そうとする動きが始まった。議論を喚起したのは自民党の石破茂(52)。さらに、「政治主導」を掲げて政権交代を実現させた民主党政権で、長島昭久(47)が次なる「担い手」として布石を打ちつつある。 背広vs.制服 文官統制の象徴と

    unyounyo
    unyounyo 2015/02/22
  • 朝日新聞GLOBE|文化財は誰のものか--交渉の枠組み

  • 朝日新聞GLOBE|文化財は誰のものか--交渉の枠組み

    [Part1] 国際ルールは不在 当事者間の交渉だのみ エルギンマーブル 古代ギリシャのパルテノン神殿にあった大理石の彫刻群。19世紀前半に、当時の英国大使が持ち出した。大英博物館は、この展示のために特別な部屋をつくっており、見学者にとってはロゼッタストーンと並ぶ目玉のひとつとなっている。 遺物の「故国」返還をめぐって世界の耳目を集めたのが、ロンドンの大英博物館にある「エルギンマーブル」をめぐる一連の騒動だろう。 古代ギリシャのパルテノン神殿に飾られていたこのレリーフ群は1801年、イギリス大使だったエルギン卿によってオスマン帝国支配下のギリシャから持ち出され、英国議会に買い取られたのち、大英博物館に収められた。 ギリシャ政府は1980代以降、文化大臣だった元映画女優のメリナ・メルクーリを先頭に、返還運動を繰り広げる。収蔵するための新博物館の建設まで計画し、「2004年のアテネ五輪を機に帰

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  • 廃炉の時代 -- 朝日新聞GLOBE

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    廃炉の時代 -- 朝日新聞GLOBE
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|The Author―著者の窓辺

    [第20回] 魚を乱獲し続けると、海の生態系は壊滅する 『沈黙の海 最後の用魚を求めて』 Tyst håv Jakten pa den sista matfisken イサベラ・ロヴィーン Isabella Lövin 欧州議会議員 いま、世界各地の海で水産資源が減りつつある。海洋汚染のせいでも、地球温暖化のせいでもない。乱獲が最大の原因だ。『沈黙の海』を書いた欧州議会議員のイサベラ・ロヴィーンさんは「このままでは海の生態系が壊滅してしまう」と警告する。6月に来日したロヴィーンさんに、世界の漁業の問題点や日の果たすべき役割などを聞いた。 ――タラのように日人にもなじみのある魚が、これほど危機にひんしているのですね。驚きました。 「魚は誰のものでもなく、みんなの資源です。国際社会は歩調を合わせて問題に対処してほしい」 ロヴィーン カナダ・ニューファンドランド島の周辺では、1990年代前

    朝日新聞グローブ (GLOBE)|The Author―著者の窓辺
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE) Meets Japan―世界と日本を考える [第16回]ユダヤ教徒がシオニズムに反発する理由 ヤコブ・ラブキン

    [第16回]ユダヤ教徒がシオニズムに反発する理由 ヤコブ・ラブキン Yakov Rabkin モントリオール大教授(歴史学) 今日、世界中でユダヤ人がユダヤ人であることを理由に殺害されうるのは、不幸なことにイスラエル国内だけだ。世界をみれば、米国でもロシアでも、そしてイランにおいてすら、ユダヤ人はふつうに、少数者として暮らしている。だったら、パレスチナでもできるのではないか。実際、この場所は何世紀にもわたってオスマントルコというひとつの国だった。議論しているのは、理想ではなく、歴史的に存在していたものなのだ。 ドイツで起きたホロコースト(ユダヤ人大虐殺)から、アーレントやアインシュタインらが得た教訓は、民族、宗教、人種の面で差別するような国家に対しては警戒しなければならないというものだった。 半面、シオニスト国家の樹立を求めるシオニストらの教訓は単純だった。我々は弱かった、我々は強くなくて

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