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ブックマーク / www.magazine9.jp (8)

  • 有害で、役に立たない精神論〜またあの人が変なことを書いている〜の巻-雨宮処凛がゆく!-第374回

    が大変なことになっている。震だと思っていたのに、よりにもよってそれが「前震」で、今も絶え間なく余震が続き、被害は拡大し続けている。 それなのに、川内原発は動き続けている。 これが狂気の沙汰ではなくてなんなのだろう。私は今、この国に何度目かの深い絶望を抱いている。 さて、そんな大地震に言葉を失いながらある雑誌をめくっていたところ、言葉を失うどころか「開いた口が塞がらない」としか言いようのない文章に出会ってしまった。 それは「新潮45」5月号に掲載された曽野綾子氏の連載「人間関係愚痴話」第60回「動物の原則」。 またこの人か・・・。というのが正直なところだが、原稿は「保育園落ちた日死ね!」問題から始まる。 曽野氏はまず、あのブログを「薄汚い文章」と指摘し、「今さらながら、日人の表現力の低下と、日人が自分を生かしてもらっている国や社会に対して正当な評価をできない認識の甘さを露呈してい

    有害で、役に立たない精神論〜またあの人が変なことを書いている〜の巻-雨宮処凛がゆく!-第374回
  • シャルリーエブドの表紙にふさわしい「絵」│映画作家・想田和弘の「観察する日々」

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第24回 シャルリーエブドの表紙にふさわしい「絵」 「シャルリーエブド」の襲撃事件などを受けて、パリでは370万人ともいわれる史上最大規模のデモ行進が実施された。そこには世界40カ国以上の首脳も駆けつけ、デモの“最前列付近”でスクラムを組んだ。 首脳らの写真や映像は世界に配信されたので、読者のみなさんも一度は目にしたことであろう。1月11日付の米ニューヨーク・タイムズ社説(電子版)では「怒りの連帯(United in Outrage)」と題する社説で首脳たちの写真を掲載し、行進を称賛した。行進に参加しなかったオバマ米大統領はアメリカのメディアから批判され、大統領報

    シャルリーエブドの表紙にふさわしい「絵」│映画作家・想田和弘の「観察する日々」
    unyounyo
    unyounyo 2015/01/22
  • 素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき│映画作家・想田和弘の「観察する日々」

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第20回 素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき 来年、テレビ東京開局50周年企画として、百田尚樹氏の小説『永遠の0』(太田出版)がドラマ化されるそうである。周知の通り、作はすでに映画漫画になっている。原作は累計で530万部を売り上げ、映画は700万人を動員したという。今度のドラマ化は「2匹目だか3匹目のどじょう」を狙ったものなのだろう。 ドラマのウェッブ・サイトには、次のような百田氏のコメントが寄せられている。 「このたび、テレビ東京から『永遠の0』をドラマ化したいという申し出を受けました。三日間通しての放送と聞いて、心が震えました。映画版は原作者である私自

    素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき│映画作家・想田和弘の「観察する日々」
  • 「アフリカに原子力を推進するために、福島原発事故の汚染を住民が受け入れることが必要」というOECD/NEAアジア会議の件。‐おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」‐マガジン9

    第54回 「アフリカに原子力を推進するために、福島原発事故の汚染を住民が受け入れることが必要」という OECD/NEAアジア会議の件。 11月6~8日はOECD/NEA主催の会議に取材に行ってきました。 OECDとは経済協力開発機構でしょ、なんか世界の経団連みたいなものかしらね、NEAとはOECDの原子力機関とのこと。わーお、世界の原子力推進機関みたいじゃない? 会議の名前は「第3回放射線防護における科学と価値に関するワークショップ及び第6回放射線防護体系の進展に関するアジア会議」。 ファイナルアジェンダと動画はこちらです。 この会議は申込みから驚きました。日での会議ですが、申込みサイトは英語のみ。そして「ビザは持っているか?」「ビザが無ければこの窓口で緊急発行を」などなど。 あら? 海外の方しか募集してないの? 海外の研究者の方々が福島原発事故の現状を、日にヒアリングしにくる、みたい

    「アフリカに原子力を推進するために、福島原発事故の汚染を住民が受け入れることが必要」というOECD/NEAアジア会議の件。‐おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」‐マガジン9
  • マガジン9〜この人に聞きたい『C・ダグラス・ラミスさんに聞いた』(その1)〜

    070620up ダグラス・ラミスさんに聞いた(その1) 沖縄と9条と日米安保 「憲法9条は沖縄の敵である」そんなショッキングな言葉を、昨年沖縄の新聞で見つけました。 それは何を意味しているのでしょうか? 沖縄から発信を続けている政治学者のダグラス・ラミスさんにお聞きしました。 C・ダグラス・ラミス 1936年、サンフランシスコ生まれ。政治学者。元津田塾大学教授。著書に『憲法と戦争』(晶文社)『経済成長が無ければ私たちは豊かになれないのだろうか』『憲法は政府に対する命令である』(以上平凡社)『普通の国になりましょう』(大月書店)他多数 ダグラス・ラミスさんは、現在沖縄を拠点にして執筆や講演活動を続けてらっしゃいます。昨年の8月13日、「沖縄タイムス」のコラムにショッキングな言葉を見つけました。「憲法9条は、沖縄の敵なのである」。これは、村主道美学習院大学教授のことばを引用したものですが、同

  • 福島で見た「分断」の巻‐雨宮処凛‐マガジン9

    問題のポスター。ブラックジョークにしか見えない・・・。 2月10日、11日と福島に行ってきた。「反貧困フェスタ2012 in ふくしま」に参加するためだ。フェスタ番は11日。前日の夜に入り、まずは「交流会」という名の宴会に参加。東京からは湯浅誠氏、河添誠氏などおなじみのメンツが登場、そして東京組を迎え撃つのは「反貧困ネットワーク福島」の面々。楽しい飲み会となったのだが、時に「これって何かの悪い冗談?」「っていうか映画?」としか思えないような会話があちこちで交わされたのだった。 福島の人がごく当たり前のように「うちの近くって8マイクロなんだよね」と語り、レンタルDVD店のTSUTAYAではガイガーカウンターが無料で貸し出されていることが話題となる。そうしてもっとも驚いたのは、お店のトイレに貼られていたポスター。生ビールのジョッキの写真のポスターには、以下のような言葉が書かれていた。 「ビー

  • 河合弘之弁護士インタビュー(その1)「原発差止め訴訟で20連敗し続けた理由」‐シリーズ「3・11以降を生きる」|マガジン9

    憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ|マガ9×グリーンピース:バックナンバーへ| 2011-10-05up 〈マガジン9×グリーンピース〉コラボ企画:シリーズ「3.11以降を生きる vol.3」 河合弘之弁護士インタビュー(その1)「原発差止め訴訟で20連敗し続けた理由」 浜岡原発差止訴訟弁護団長をつとめ、さきごろ「脱原発弁護団全国連絡会」を設立し代表をつとめる河合弘之弁護士は、長年、ビジネス弁護士として活躍する一方で、巨大利権構造の中にある電力会社や、「原発政策」は国策であることから結果的に国に対して真っ向から挑む闘いをし、死力をつくし闘ってきました。しかし結果は敗訴に次ぐ敗訴。それはなぜだったのでしょうか? そして裁判と社会運動は、車の両輪であるという河合氏が、現在は監事もつとめている国際環境NGOグリーンピースへ期待することなどを伺いました

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