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ブックマーク / okemos.hatenablog.com (4)

  •  クルーグマン:よりマシな搾取へ - P.E.S.

    クルーグマンのブログポストの翻訳です。このポストで扱われている搾取とは、発展途上国での低賃金労働者が詰め込まれて働く工場、いわゆるスウェットショップ・搾取工場といわれるものについてです。そういった発展途上国の工場・労働環境の改善は欧米のリベラルの定番テーマの一つですが、クルーグマンはそれに共感しつつも、90年代にそれに結構批判的な文章(邦訳)を書いています。クルーグマンはリベラルですが、90年代にはアメリカリベラル派を怒らせる文章を色々と書いていたんですよねぇ。ただ、2000年代のブッシュ時代に入って以降、人の問題意識が変わっただろうと思ってまして(人もどこかで民主党と共和党なんて対して違わないと思っていたのに、ブッシュに目を開かれたと言ってたはず)、上の邦訳へ2010年につけたブクマで私は「論調を幾分変えるとおもうよ」と書いてました。といって人がはっきりそれに触れたわけではなかっ

     クルーグマン:よりマシな搾取へ - P.E.S.
  • アセモグル、ロビンソン:収奪的成長 - P.E.S.

    収奪的(Extractive)成長:マット・イグレジアスへの返答  アセモグル、ロビンソン、2012年4月10日 追記:「収奪的 Extractive」というのはアセモグルとロビンソンの、Why Nations Failの中で説明されている概念ですが、この記事の中では特に説明されていません。実は俺もこのを読んでませんので(汗)、俺も説明できません。ですがhimaginaryさんがこのを解説してられましたので、リンクを貼っておきます。なお、俺はExtractiveを「収奪的」と訳してますが、多分この言葉のこので使われている意味での邦訳は確定してないと思います。なので、himaginaryさんはExtractiveを「少数支配的な」と訳されていますから、注意してください。「収奪的」の方が短いのはいいのですが、どうも意味的にはhimaginaryさんの方が適切だとおもわれます。 Hung

    アセモグル、ロビンソン:収奪的成長 - P.E.S.
  • アセモグル、ロビンソン:「法と強制では人の心を変えることはできない」か? - P.E.S.

    新著"Why Nations Fail"を出したアセモグルとロビンソンがおそらく販促の為に同名のブログを初めたのですが、結構な頻度で更新しています。アセモグルとロビンソンは政治経済学の分野で著名な経済学者/政治学者ですが、書いてる内容は理論偏重ではなくて読みやすく面白いかなとおもいますので幾つか訳していきます。 「法と強制では人の心を変えることはできない」 アセモグル、ロビンソン  2012年4月5日 これは最高裁がブラウン対教育委員会において人種隔離の学校制度は憲法違反だと判決を下した後、ドワイト・アイゼンハワー大統領がウォーレン首席判事に対して言ったとされる言葉だ。 しかし、ブラウン対教育委員会の判決は、画期的な連邦法である1957年と1964年の公民権法、そして1965年の投票権法とともにアメリカ南部の制度への弔いの鐘の音であるとされたし、そしてその通りであった。 ではアイゼンハワー

    アセモグル、ロビンソン:「法と強制では人の心を変えることはできない」か? - P.E.S.
  • 英国暴動の件、あるいは隣の暴動は綺麗に見える事について - P.E.S.

    英国での暴動、俺は特に興味あるわけじゃないのですが、それでも正直、ついこないだの中東でのことについてはソーシャルメディアがどうこうとか持ち上げてたのに、今回は違うんですかとつい皮肉っぽくなってしまいます。*1 そんな時にたまたま下のアメリカ政治学者さんのブログポストを見つけました。同じような事を感じている人も多いのじゃないかと思うので、訳してみました。 身近な暴動は綺麗なものじゃない Seth 2011年8月10日 John Hendricksonからの英国暴動とソーシャルメディアに関するちょっと興味深い意見。 今年初めの中東における蜂起とは違い、英国における今週の暴動とFacebook、Twitterそしてその他のソーシャルメディアプラットフォームとの関係は完全には明らかではない。 [...] ソーシャルメディアについての話を追っていくと、この暴動は一件の射殺事件への直接の反応というよ

    英国暴動の件、あるいは隣の暴動は綺麗に見える事について - P.E.S.
    unyounyo
    unyounyo 2011/08/14
    本文中にもあるけどむしろ逆。旧植民地で暴動が起きれば独裁者批判がし易い。穀物相場などと関連付けられるのは時々、同盟関係について総括されることは稀。
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