【ロンドン=伊東和貴】米中央情報局(CIA)のスノーデン元職員から内部資料の提供を受け、米英情報機関による個人情報収集についてのスクープを続ける英紙ガーディアンのアラン・ラスブリッジャー編集長が12月、英議会の内務特別委員会に呼ばれて証言することが8日、分かった。同紙の広報担当が英メディアに明らかにした。 ガーディアンは6月、米国家安全保障局(NSA)と英政府通信本部(GCHQ)による各国高官や市民への通信傍受を特報。英政府に資料の破壊を強要されたが、米国に保管したデータをもとに報道を続けた。 これに対し、キャメロン首相は10月、報道差し止めも辞さない方針を示唆。英国の三つの情報機関のトップが今月7日、「極めて有害。活動が危険にさらされた」などと議会委で証言したため、与党保守党では同紙への批判が高まっている。