数字はその世代のその男系の残った数です。 つまり、神武男系が皇室だけである、あるいは非常に少ないという仮定は、なぜか上の表のように神武男系だけが、拡散しなかった(言い換えれば、増加しなかったのに生き残り続け、生き残ったにもかかわらず増加しなかった)、という特別の理由を考えな ければいけない。なにかよほど特段の事情がない限り、残った系列は、増えているといえる、というのは上の表から明らかです。 表を見てよく考えてみてください。男系が断絶しやすい、 残るのが困難だということと、残った男系がたくさんの子孫を持っているということは、矛盾するのではなく、相補的な、ひとつの事実の両面なのです。(家系がひとつ断絶するごとにその家系が人口の中で占めていた割合は別の家系によって占められるからです)で すから、男系の断絶しやすさをいくら説いても、それは、残った男系が少ししか子孫がない、という主張の補強には、まっ