既報の通り、東京・ビックサイトで行われている「エコプロダクツ2004」で、パイオニアがトウモロコシから製造したBlu-ray Disc(BD)メディアの展示を行っている。日本ビクターも、トウモロコシから合成したプラスチック「ポリ乳酸」によるDVDディスク製造技術を先日発表した。 両社の方式にはどんな違いがあるのだろうか。また、なぜ“トウモロコシ”なのだろうか? トウモロコシからポリ乳酸 ビクターが新素材して採用したポリ乳酸とは、トウモロコシなどのでんぷんから合成されるプラスチック。現在CDやDVDの素材として使われているポリカーボネートは石油から製造されているが、ポリ乳酸はでんぷんから製造するので、温室効果ガスの増加抑制や石油消費量節減などに寄与する、いわば“地球に優しいプラスチック”だ。 ビクターでは環境保護を前提とした製品開発を全社的なテーマに掲げている。「DVDの約95%を占めるのは
●ソニー(株)と日亜化学工業(株)は、青紫色レーザーダイオードに関する光ディスク記録再生用途における特許クロスライセンス契約を締結したことを明らかにした。 両社は2002年12月に、青紫色レーザーダイオードの開発および需要開拓を加速するために、両社が所有する技術を相互に活用できる環境を構築することで合意し、光ディスク記録再生用青紫LDの共同開発を進めてきた。今回のクロスライセンス契約締結では、これをさらに強化し、光ディスク記録再生用途の範囲で、両社それぞれに所有する青紫LDに関する全ての特許の、期限や制限のない自由な利用を可能にするものとなる。対象となる特許出願数は両社あわせて約800件になる。 今回のクロスライセンスにより、世界に先駆けて青紫LDを供給している日亜に加えて、ソニーからも青紫LDの量産供給が可能となり、今後拡大するブルーレイディスクシステムなどの市場が求める光ディスク向け青
LG 電子株式会社と東芝の光ディスク製品に関するクロスライセンス契約締結について 2006年2月9日 LG 電子株式会社(本社:韓国ソウル、以下:LG電子)と株式会社 東芝(本社:東京都港区、以下:東芝)は、両社の持つ光ディスク製品の特許に関するクロスライセンス契約を締結しました。 本契約は、光ディスク、光ディスクドライブ、光ディスクプレーヤー/レコーダーに関する両社が出願した全世界における特許を対象とするもので、両社は次世代DVDを含めた光ディスク製品の開発期間の短縮と開発コストの削減を目的としています。 現在、ハイビジョンコンテンツの普及やデーターの大容量化などにより、光ディスク製品の市場は大きく伸長してきています。また、市場の伸長とともに、ドライブの高速化や超薄型化といった技術の進展により、デジタル家電においても、光ディスク関連機器の占める役割が大きくなってきています。そのようななか
米沢氏が日立製作所中央研究所在職中に行った発明のうち、特許が取得されたものは合計308件で、うち争点となった光ディスクのピックアップ技術に関するものは以下の通りです 「光学的情報処理装置」(特許第1547005号) 「情報記録再生方法,その装置及びその記録媒体」(特許第981978号、米国特許4223187号) 「情報再生方法及びその装置」(特許第1291864号) 特許庁特許DB [jpo.go.jp]で検索してみると未登載のものが多いです。なお、いつもながら日経エレクトロニクス・オンライン [nikkeibp.co.jp]が詳細な記事を載せています。ついでに日立のプレスリリース [hitachi.co.jp]を。争点となった特許の概要については最高裁知的財産権判決速報 [courts.go.jp]による判決文の末尾に書かれています。 判決の重要な点ですが、タレコミ文が指摘しているように
米国プリンストン大学の小林久志教授は、IBM社スイス・チューリッヒ研究所のフランソワ・ドリヴォ(Francois Dolivo)、エヴァンジェロス・エレフテリウ (Evangelos Eleftheriou) 両博士と共に2005年度エドワード・ライン・テクノロジー賞 (Eduard Rhein Technology Award) を受賞しました。表彰式は来る10月15日にドイツ・ミュンヘン市の国立博物館内栄誉殿堂にて行われます。 小林氏は、1982年、現TRLの前身であるJapan Science Institute(JSI)の初代所長として、アジア初のIBM基礎研究所を日本IBM内で設立、企業内研究所としてIBMの製品の基盤となる基礎および応用テクノロジーの発展に顕著な貢献をされたのみならず、ご自身も世界トップレベルの研究者として、広く科学、技術の発展に寄与されました。また、アジア人
この連載の趣旨と目次ページはこちら ハード・ディスク装置(HDD)が初めて世に登場したのは1956年のこと。米IBM Corp.の「IBM 305 RAMAC」がそれだ(図1)。ちなみに,RAMACとはrandom access method of accounting controlの略である。直径24インチ(約61cm)と巨大なAl合金製ディスクを50枚格納していた(直径60cmといえば,日本酒の4斗樽の大きさである)。それでも総記録容量は4.4Mバイトだった。 MRヘッドとPRMLで面記録密度は飛躍的に向上 筐体のサイズも巨大な305 RAMACではあったが,当時としては画期的な外部記憶装置だった。アクセスが遅かった「磁気ドラム」の欠点をほぼ解消したからである。この305 RAMACの面記録密度は,約2Kビット/(インチ)2だった。その後,HDDは年率30%増のペースで面記録密度を高
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