コカ・コーラ社の『ジョージア・マックスコーヒー』(登場時は『マックスコーヒー』)が、1975年6月の発売から今年で満50年となりました。 当時の『マックスコーヒー』は加糖練乳を使った激甘コーヒーで、千葉県・茨城県・栃木県という「利根コカ・コーラボトリング」の営業エリアでしか飲めない地域限定品でした。特に千葉県では、地元住民にもおなじみの缶コーヒーだったようです。現在では全国販売されているので、飲まれたことがある方も多いと思います。 ここでふとした疑問が。コカ・コーラ社には『ジョージア』という缶コーヒーブランドがあるのに、なぜ利根コカ・コーラボトリングは、マックスコーヒーを販売したのでしょうか。 「缶コーヒーブーム」に乗り遅れそうになった日本のコカ・コーラボトラー 1970年代初めは缶コーヒーの勃興期で、1969年にはUCC上島珈琲、1972年のポッカレモン(現在のポッカサッポロ)が缶コーヒ