民宿を営む本間義人さん(50歳)。マタギの家に生まれ、30歳の頃からマタギとして山に入ってきた。 その傍ら、約40年続く「民宿の越後屋」を今年父親から受け継ぎ、奥様と切り盛りしている。 宿泊はもちろん、人気の食事処では実際にマタギ仲間と捕らえた熊肉を存分に味わえる「熊そば」が楽しめる。 開業以来の名物メニューは「熊の手そば」。 お値段10万円ながら、度々注文が入るという。 「クマを獲った時に熊の手だけ優先して分けてもらえるようにお願いしています。手のひらの硬めのゼラチンが美味しいんですよ」 マタギにとってクマは山の神からの授かり物。店で提供する熊肉以外の部位はマタギ仲間たちと残すことなく美味しくいただく。 「クマを獲った時は脳みそもいただきます。その日のうちに頭の後ろから穴を開け、鍵状の器具で取り出し、新鮮な脳みそを酢味噌和えで食べます」 長年、マタギとして生きてきた者は、ここ数年急増して