年を重ねるにつれて気になるのが、認知症のリスク。内科医の名取宏さんは「じつは、世界中の研究結果から認知症のリスク因子が特定されている。それらを避けることで、理論上は認知症の発症を予防または遅らせることができるかもしれない」という――。 「脳トレがいい」という証拠は不十分 年齢を重ねると「できたら認知症になりたくない」と考えたりします。もちろん、認知症になっても楽しく生活を送っている人はたくさんいますが、健康な状態を長く保ちたいと思うのは自然なことでしょう。 そんななかでよく耳にするのが、「認知症予防には、脳トレ(計算ドリルやパズル)がいい」といったアドバイスです。テレビや健康雑誌で、こうした話を見聞きしたことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、「脳トレは無意味」とまではいいませんが、認知症を防ぐという明確な証拠はありません。 では、私たちは何を手がかりにすればよいのでしょうか。こう