「勉強しなさい」は効果的なのか 「勉強しなさい」 「宿題やったの?」 どんな家でも聞こえてきそうなセリフですが、本音では、 「こんなこと言わなくても自分で勉強してくれたらいいのに……」 と思っている親御さんがほとんどではないでしょうか? そして子どもも、「言われなくてもわかってるよ!」と内心考えているのではないかと思います。 では、「勉強しなさい」は科学的に効果的なのでしょうか? 両親もしくは同性の親と暮らしている小学生低学年のお子さんたちに対し、親の勉強への関わりと勉強時間についての調査*1があります。親の関与の仕方として、①勉強したか確認している、②勉強を見ている、③勉強する時間を決めて守らせている、④勉強するように言っている、の4通りで調べたところ、母親の関わり方で最も効果が高かったのは「勉強する時間を決めて守らせている」でした。 一方「勉強するように言っている」は、あまり効果が高く