日本の公立学校の学級規模(1学級当たりの児童生徒数)は小学校が27人、中学校が32人となり、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で小学校はチリに次いで2番目に大きく、中学校はコスタリカと並んでもっとも大きいことが9月10日、OECDが公表した報告書『図表でみる教育2024年版(Education at a Glance 2024)』で明らかになった。OECD加盟国の平均は、小学校が21人、中学校が23人だった。この結果について、記者会見したOECDのアンドレアス・シュライヒャー教育・スキル局長は「日本の学校教育は効率が高いことを示している。日本は学級規模を大きくすることによって、財政支出を抑えることができている」と説明した。 『図表でみる教育』は世界各国の教育をデータによって比較した報告書で、OECDが毎年公表している。24年版では「教育における公平性」がテーマとなった。 報告書では、初