共産党の田村智子委員長=16日午後、国会共産党の地方組織に勤務する現役専従者のAさんが産経新聞社の取材に対し、劣悪な勤務実態を赤裸々に告白した。共産は専従者を「自主的自発的」に活動する存在と位置付けるが、Aさんは党が定義を拡大解釈し、「ブラック企業のような定額働かせ放題を行っている」と主張する。共産にとって専従者は「わが党と日本社会の宝」のはずだが、理想とは程遠い現実が浮かび上がってきた。 きっかけは本紙報道Aさんは匿名を条件に今月、東京都内で取材に応じた。「うなぎはブルジョア的? 共産支持者激論 収支報告に11万円会食費」(1月17日付)、「労基署、共産福岡県委に是正指導 就業規則届け出怠る」(1月21日付)などの本紙報道を読んだのがきっかけだったという。 共産は規約で「党の内部問題は、党内で解決する」としており、党内の問題を党外に公表した場合、除籍や規律違反に問われるリスクがある。それ