【ワシントン=坂本一之】トランプ米大統領は23日、自身の交流サイト(SNS)で、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を巡り「検討と交渉の結果、USスチールが米国にとどまり、本社を偉大な都市、ピッツバーグで維持すると発表できることを誇りに思う」と述べた。 日鉄とUSスチールによる計画的提携によって「少なくとも7万人の雇用を創出し、米国経済に140億ドル(約2兆円)の経済効果をもたらす」と強調した。日鉄による投資の大部分は14カ月以内に実施されるとも説明した。具体的な提携内容は明らかにしていない。 トランプ氏は、ピッツバーグがある東部ペンシルベニア州において「歴史上、最大の投資だ」と指摘。外国製品への関税引き上げを進める自身の政策について「鉄鋼が再び、そして永遠にメイド・イン・アメリカ(米国製)となることを保証する」と訴えた。