どんな食品にもリスク 大きさ考えよく噛んで もうすぐお正月。もちやごちそうを食べる機会が増える。もちは窒息事故が最も多い食品で、しかも事故となった場合、約半数が重症以上となっている。しかし、窒息事故はもちだけでなく、ご飯やパンなど日常的に食べている食品が原因となっていることも多い。都内では今月、ミニアメリカンドッグをのどに詰まらせた小3男児が死亡するケースがあった。窒息事故を防ぐための注意点をまとめた。(平沢裕子) ◆原因食品はさまざま 厚生労働省によると、平成21年に食べ物による窒息事故で死亡したのは4679人で、10年前の約1.2倍だ。 消費者庁が東京消防庁などと連携し、18〜20年の窒息事故約4100件について分析したところ、原因となった食品は(1)もち(2)ご飯(3)アメ(4)パン(5)すし(6)おかゆ(7)リンゴ(8)団子(9)バナナ(10)カップゼリー−の順。死亡者は(1)もち