集団予防接種の注射器使い回しでB型肝炎ウイルスに感染した被害者らが、国に損害賠償を求めている北海道B型肝炎訴訟の第11回和解協議が27日、札幌地裁(石橋俊一裁判長)で行われました。国からの具体的な和解の提案はなく、原告が強く求める年内解決は困難になりました。 原告・弁護団によれば石橋裁判長は、次回期日に所見(和解案)を示す考えを明らかにしました。次回の協議は来年1月11日に決まりました。 道原告団の高橋朋己代表は和解協議後、「国は自らの責任で膨大な被害者を生みだしたという真実をはっきり国民に伝えるべきです」「私たちは明日から新たな行動に立ち上がります。徹底的にたたかいます」と述べました。 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は27日、東京・霞が関の厚生労働省内で記者会見しました。 東京訴訟原告の女性は「国会答弁でも年内にきちっとしたものを出すといっていました。いちるの望みがたたれました。菅首相は