侵略戦争美化の教科書が各地で採択されています。現在、1都1県5市1区で育鵬社の歴史や公民の教科書が、東京都の特別支援学校で自由社の公民教科書が採択されました。まだ多くの地区の結論が出ておらず、自民党などが強力に推していることから、予断を許さぬ状況が続いています。 自由社教科書は「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)のメンバーが中心になって作成。育鵬社教科書は「つくる会」を脱退した八木秀次氏を理事長とする「日本教育再生機構」と「教科書改善の会」が中心になって作成しました。 いずれも、歴史教科書は日本の侵略戦争を「自存自衛」のための戦争、「アジア解放」の戦争と美化・合理化しています。公民教科書は憲法を敵視、改憲を強調しています。 自民党は地方議員に育鵬社・自由社の教科書を採択させるための議会質問をさせ、決議をあげさせ、教育委員に働きかけさせるなど、党を挙げて侵略美化教科書の採択を図って