大阪で開かれた日本のうたごえ祭典は最終日の4日、高槻市、門真市、吹田市で合唱発表会とオリジナルコンサートを行い、閉幕しました。「すべてのいのち輝かせ 未来への希望をうたおう」をテーマに開催された今回の祭典には、3日間でのべ1万9000人が参加しました。 オリジナルコンサートでは、原発事故後も福島で暮らし続ける人々が、「私たちの現状を知ってほしい」と自作曲を演奏。仲間とともに「フクシマは終わっていない」を歌った福島市の教員(50)は「この歌が、一番届けたかった思いです」と語りました。 福島の子どもたちを京都に招き、ともに過ごした夏休みを題材にした洛北青年合唱団の作品も発表され、千葉から参加した合唱団は「福島を忘れない」という気持ちを伝えようと「フクシマへの思い」を選曲したと話しました。 ほかにも、子どもの誕生の喜びや、年老いた命をいつくしむ気持ちを歌った作品が感動を呼びました。奈良の郡山市民