沖縄と日本の歴史を大きく変える沖縄県知事選(11月16日投開票)が30日に告示されます。県政史上初めて、保守・革新の垣根を越えた「オール沖縄」の代表として知事選に挑むオナガ雄志(たけし)氏(64)は本紙の取材に応じ、名護市辺野古の新基地建設阻止へ不退転の決意を語りました。 (聞き手、岡素晴、竹下岳) 私は父も兄も保守の地方政治家で、小学生の時から選挙でポスター張りなどを手伝っていました。そういう中で、自分で持ってきたわけでもない米軍基地をめぐり、住民が保守・革新に分かれての「白黒闘争」を目の当たりにしてきました。いつか、それがなくなってほしい。それが政治家を志したきっかけです。 那覇市長になり、市長会会長として県全体の課題に取り組むうち、米海兵隊のオスプレイ配備や辺野古の新基地建設を強行する動きが出てきました。その時、「県民同士がいがみ合って喜ぶのは日米両政府。県民の心を一つに立ち向かわな
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