塩崎恭久厚生労働相(衆院愛媛1区)が、厚労省と関係の深い業界団体の政治団体や企業から2010~12年の3年間で、1800万円を超す資金提供を受けていたことが本紙の調べでわかりました。 本紙調べ 塩崎氏は、1993年の総選挙で初当選。第1次安倍内閣で官房長官を務めましたが、自民党厚労部会にも所属したことがある厚労族です。 政治資金収支報告書によると、塩崎氏の資金管理団体「廿一世紀問題懇話会」は、10~12年に、「塩崎恭久と明日を語る会」といった政治資金集めパーティーを年4~5回開催し、「製薬産業政治連盟」に10年、11年各250万円分、12年180万円分のパーティー券を購入してもらっています。 日薬連と“同体” 製薬産業政治連盟(代表=内藤晴夫エーザイ社長)は、武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬など大手が参加する日本製薬団体連合会(日薬連)と同じ場所に事務所を置く“一心同体”の政治団体で